皆さんこんにちは。歯学部現役生(1〜6年)、既卒生のマンツーマン個別指導塾【秋葉原教室(東京)、松戸教室、オンライン個別指導教室】東京デンタルスクール 岡田です。
今回は、第119回歯科医師国家試験 C84をミニ講義です!
今回の問題は口腔病理から、「皮膚付属器とは何か」を理解しているかがポイントです。
第119回歯科医師国家試験 C84
皮膚付属器を含むのはどれか。2つ選べ。
a 歯肉嚢胞
b 類皮嚢胞
c Koplik斑
d Fordyce斑
e 歯原性角化嚢胞
正答:b、d
まず「皮膚付属器」とは?
そのため、普段から問題を解くときには、論理的・手順を踏んで考えたりする習慣が重要です。
皮膚付属器とは、皮膚に付属して存在する構造で、代表的なものには毛包、皮脂腺、汗腺などがあります。
つまりこの問題では、
「毛包・皮脂腺・汗腺などを含むものはどれか」
と読み換えることができます。
ここまで分かれば、かなり選択肢を絞ることができます。
a 歯肉嚢胞 ×
歯肉嚢胞では、歯堤の遺残などが由来と考えられています。
皮脂腺や毛包、汗腺などの皮膚付属器を含む嚢胞ではありません。
したがって誤りです。
b 類皮嚢胞 ○
ここは非常に重要です。
類皮嚢胞は、嚢胞壁に皮膚付属器を認めます。
具体的には、毛包・皮脂腺などです。
ここで国家試験対策として、ぜひセットで覚えていただきたいのが類表皮嚢胞です。
類皮嚢胞 → 皮膚付属器あり
類表皮嚢胞 → 皮膚付属器なし
この違いは非常によく問われます。したがって正解です。
c Koplik斑 ×
Koplik斑は麻疹でみられる口腔内所見です。頬粘膜にみられる小さな白色斑で、皮膚付属器そのものではありません。感染症の問題では、麻疹 → Koplik斑という組み合わせをまず確実にしておきましょう。したがって誤りです。
d Fordyce斑 ○
Fordyce斑は、口腔粘膜に存在する異所性の皮脂腺です。
皮脂腺は先ほどのように皮膚付属器です。したがってFordyce斑もこの問題の正解になります。国家試験では、
Fordyce斑=異所性皮脂腺
臨床的には黄白色の小顆粒としてみられ、基本的には正常変異として扱われます。
e 歯原性角化嚢胞 ×
歯原性角化嚢胞は腺・汗腺・毛包といった皮膚付属器を認めるわけではありません。したがって誤りです。
以上、第119回歯科医師国家試験C84の解説でした。
今回のような問題は、単純に選択肢を丸暗記するのではなく、「皮膚付属器とは何か」→「それを含む病変・正常変異は何か」と知識をつなげておくことで、初見の問題にも対応しやすくなります。
東京デンタルスクールでは、国家試験の過去問についても、単なる正答の暗記ではなく、なぜその選択肢が正しいのか、どこまで覚える必要があるのかを整理しながら指導しています。
それでは、引き続き一緒に頑張っていきましょう。
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