皆さんこんにちは。
歯学部現役生(1〜6年)、既卒生のマンツーマン個別指導塾【秋葉原教室(東京)、松戸教室、オンライン個別指導教室】東京デンタルスクール 岡田です。今回は、歯科医師国家試験119B78の解説をみていきましょう❗️
119B78
矯正装置と上顎臼歯の移動様相との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a 咬合斜面板 ― 挺出
b リンガルアーチ ― 近心移動
c 上顎前方牽引装置 ― 遠心移動
d トランスパラタルアーチ ― 回転
e サービカルプルヘッドギア ― 圧下
正答
a 咬合斜面板 ― 挺出
d トランスパラタルアーチ ― 回転
解説
この問題は、矯正装置を何に使う装置かで覚えるのではなく、
その装置で歯がどの方向へ動くのか
を理解しているかを聞いています。
特に国家試験では、
挺出・圧下・近心移動・遠心移動・回転
を区別できることが重要です。
a 咬合斜面板 ― 挺出
咬合斜面板などにより咬合を挙上して臼歯部を離開させると、臼歯部では挺出方向の変化が起こり得ます。
b リンガルアーチ ― 近心移動
リンガルアーチは、代表的には固定源の確保や臼歯の近心移動の防止などに利用します。
つまり、
近心移動させる装置ではなく、「近心移動を抑える側」と考えると判断しやすいです。
したがって誤りです。
c 上顎前方牽引装置
上顎前方牽引装置、いわゆるフェイスマスクは、上顎劣成長を伴う反対咬合などで上顎を前方へ牽引する装置です。
d トランスパラタルアーチ ―
正答
トランスパラタルアーチは左右の上顎大臼歯を口蓋側で連結する装置です。
固定源として使用するほか、
上顎第一大臼歯の回転・捻転の改善
にも利用できます❗️
e サービカルプルヘッドギア
ヘッドギアは牽引方向によって作用が変わります。
サービカルプルでは牽引方向が下方になるため、上顎大臼歯には
遠心移動+挺出
が起こりやすくなります。
したがって「圧下」は逆です。圧下方向なら、むしろハイプルヘッドギアです。
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