2016年7月2日土曜日

不思議な縁とつながり 


東京メディカルスクール 岡田です。


本日、大阪で行われている

日本歯科医学教育学会

ブース参加させて頂いております。

最近は縁や、つながりについて
よく考えることがあります。

不思議なことに自分は昔から

危機一髪、不思議な力で助かっている

と感じることがあります。

私は中学校の頃は何をやってもうまく
いかず、いわゆるぱっとしたない学生でした。

高校進学を半ばあきらめ、
このまま終わるなら他の中学生のためにと、
毎日学生の皆のため、問題のプリントをワープロで制作していました。

この時、まさに私にあったのは

自己犠牲の精神でした。


時間は過ぎ、受験シーズン。

一般受験では高校への
進学が難しく、あきらめていたころ、


予期出来ない

日本大学第一高等学校
への学校長特別推薦

を頂きました。

高校では朝一番に休まず行き、塾に
通いましたが中学生の頃と同様に成績はふるいませんでした。


恐竜などに興味のあった私は、

当時、

日本大学松戸歯学部

の組織学教室の小澤幸重教授が恐竜の骨などを研究されていることを
知り、入学したいという気持ちを非常に強く持っていました。


当時の歯学部は非常に人気が高く、
一般受験も同様に成績的に合格の見込みはありませんでした。


そして、この時に後に私の人生を大きく変える松戸歯学部への


学校長特別推薦


を頂きました。


同時に出願した人は4人。枠は1人。
皆、私より成績が良く、事前に非常に見込みは低いと伝えられていました。


当日、担任の先生には自分の思うように挑戦して欲しいと
気持ちの後押しをしていただきました。
(熊谷一弘先生    現在:日本大学第一高等学校 校長先生)


この時には結果は気にせず、
自分の「宿命」に従うと強く決めていました。


結果は合格。


人生二度の学校長推薦という枠で入ったので、
なんとしても、しっかりと大学で勉強して取り返されなければ


中学校、高校の先生方に顔向けできない


という強い気持ちがありました。

大学では勉学、部活動、文化祭実行委員など
全てにおいて自分でも驚くほど様々なことを挑戦しました。


そして、大学の卒業時

日本大学松戸歯学部 学部長賞

を頂きました。

大学では学生のうちから希望の教室での配属というものがあり、
組織学教室で「メリテリウムという象の化石」の研究を行い、
日本解剖学会のポスター発表を行いました。


この時に組織学の教室でお世話になったのが
鈴木久仁博先生(現在 日本大学松戸歯学部教授)
山本仁先生(現在 東京歯科大学教授)です。


昨日、日本基礎医学教育学会にてお世話になった
山本仁先生にお会いすることが出来ました。


また、母校の先生で、お会いしたいと思っていた
先生方も偶然お会いすることが出来ました。



少し時間がずれていたり、
移動しているフロアが異なれば
お会いすることのない不思議な縁です。


また、先日の日本アンチエイジング歯科学会や
顎咬合学会でも会いたい人に偶然会うという不思議な縁がありました。



タイミング、場所が一瞬違えば
会うことのない人に偶然会う。



このようなことが人生で非常に多くあります。



昔、書店でベストセラーの人気を博した
ザ・シークレット(ロンダ・バーン著)という本で
「引き寄せの法則」というものがあり、
私はあまり信じておりませんでしたが、
最近では「縁やつながり」について
何か不思議な力がある。と感じることがあります。



私の場合には一瞬、運命が違えば、
歯科医師になっていません。


人生は終わるまで、
何が正しかったのか分かりません。


しかし、今度は頂いた縁や、
歯科医師としての知識を今度は
学生や歯科業界に少しでも還元したいと考えています。




ただ一つ言えるのは私はこの


与えられた不思議な人生


を日々、楽しんでいます。


執筆:東京メディカルスクール
代表 岡田優一郎