2016年10月13日木曜日

DMF歯率 Dr岡田の歯学生のための講義


歯学生1年生から6年生の進級、CBT、歯科医師国家試験対策
東京デンタルスクール 塾長の岡田です。


今回はDr岡田の歯学生のためのミニ講義



DMF歯率を紹介します!




109回に出題された内容を見ていきましょう!


109-D53
中学校1年生100人の学校歯科健康診断の集計結果を表に示す。


記号     歯数
/      2430
C              40
CO            35
○      75
△      70


(問題)
DMF歯率を求めよ。(小数点第2位以下を四捨五入)



(解説)


DMF歯率。

よく出題されると分かっていても当日出てほしくない!
こんな意見が非常に多い問題です。

DMF歯率の計算では最初から、公式を載せて
代入することは簡単ですが、
これでは理解が追いつかない場合があります。


私自身数学なども苦手だったのでこの気持が非常にわかります。


まず最初にDMF歯率について考えてみると
Dはう蝕、Mはう蝕による喪失歯、Fが処置歯になります



つまり!


う蝕(虫歯)になり、
その結果歯がなくなったり、その治療をした数。




今回気をつけないと行けないのは
学校歯科健康診断ということ!



臨床や院内実習をやると実感しますが

「これう蝕かな!?」「分からない!!」
ということが多々あります。



学校歯科検診ではこのような基準を統一するために
う蝕はC、要観察歯はCOと区別します!


つまり、気をつけなければならないのは
COは入らず、「う蝕はC」のみです。



すると、う蝕の影響を受けているのは



D+M+F
=40+70+75



となります。

学校歯科検診では

C→「D」
△→「M」
F→「○」



と判定されます。

DMFの合計は185と計算されます。




DMF歯率というのは
「現在歯・う蝕により喪失した歯の合計」
を分母。DMFを分子にした計算式です。


公式
D+M+F/現在歯数+M



DMF       先程計算した185。
現在歯(2430+70)


計算すると



DMF歯率=185/2500
            =7.4%(小数点第2位以下を四捨五入)


答え 7.4%となります。






DMF歯率のポイントは

1.う蝕であるものということ!
2.分母にはMを忘れずに入れること!
3.学校歯科検診ではCOは計算に入らないこと!



上記が今回のポイントです!
しっかり覚えていきましょう。


執筆:東京デンタルスクール 
塾長 岡田優一郎 歯科医師
日本大学松戸歯学部 卒業
学部長賞 受賞


歯学部1年生~6年生の進級、
CBT、歯科医師国家試験対策の
マンツーマン個別指導 予備校



東京デンタルスクールでは長年のノウハウを活かし、
全科目の最重要ポイントのキーワードを集めた


歯科ナビ


を発売させていただき、生徒様だけでなく、全国の歯学部の
先生方などに好評いただき、大学での講義の参考や、
補習授業などでも用いられているとご好評を頂いております。


お求めは三省堂書店、紀伊国屋書店、
丸善、ジュンク堂など大型書店の他、
アマゾン、歯科専門シエン社など全国の
書店書店で販売・お取り寄せ頂けます。


書店でのお取り寄せは
「歯科ナビ (出版)東京メディカルスクール 
(取次)鍬谷書店 03-5390-2111」とお伝えください。 

下記サイトよりオンライン購入が可能です

アマゾン

紀伊国屋書店で購入

 「honto(丸善、ジュンク堂、文教堂)で購入

 「メテオMBC」 



東京 秋葉原教室:JR秋葉原駅」徒歩2分。ヨドバシカメラ前
東京 綾瀬教室:東京メトロ千代田線「綾瀬駅」徒歩1分


東京デンタルスクール


03-6802-5260

(メディカルスクール事務局 10:00~23:00・年中無休)