2023年3月31日金曜日

高LETと低LET 歯科医師国家試験の放射線学

皆さんこんにちは、歯学部の進級対策のマンツーマン個別指導スクール
講師の岡田です。本日は高LET、低LET放射線についてお話します。

LET(線エネルギー付与)は、放射線の「線質

を表す指標であり、ある物質中を通過する単位長さあたりに失うエネルギーと定義されます。

この辺りは少しイメージがつきにくいかもしれませんが、
線質と関係しているということをまずはしっかりと覚える必要があります。

テストでは、高LET放射線は?低LET放射線は?2つ選べ。
のように一般的に出題されます。

放射線のうち学生になじみ深いX(エックス)線やγ(ガンマ)線
に加え、β(ベータ線)がこの低LET放射線に該当します。

X線やγ線は発生方法が異なりますが、それぞれ電磁放射線です。

一方、高LET放射線は重粒子線、陽子線、中性子線、α(アルファ線)
が代表的です。悪性腫瘍に対する重粒子線治療の効果が
高いのもこの高LETによる要因が一つ考えられています。

今回は、放射線学の高LET、低LETをご紹介してきました。

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執筆/岡田  博士(歯学)、歯科医師