皆さんこんにちは、東京デンタルスクール 岡田です。
今回は「顔面動脈」について少し触れてゆきたいと思います。
よく全国の学生さんの中には「先生!解剖が苦手です!」
ということをよく耳にします。
歯学部での進級や国家試験対策を効果的に学習するためにはまず客観的な分析力が必要です。例えば解剖学が苦手ということであれば、歯学部2年生などの「全身解剖が苦手」という意味なのか、「歯学部の進級のオリジナル問題が難しい」という意味であるのか、「歯科医師国家試験の解剖学」が苦手なのかということが挙げられます。これらは学習範囲や方法なども全く異なります。前者ほど単純暗記の傾向が強く、後者ほど理解が求められます。
これらの中で東京デンタルスクールの卒業生はよくご存じですが、歯科医師国家試験の解剖学という意味では約9割が主要なものから出題されており、例えば顔面動脈や顎動脈、三叉神経、顔面神経や主要な頭頚部筋肉です。
解剖学に苦手意識のある学生さんの傾向は全身解剖の学習法のままテスト頻出分野の緩急をつけずに学習し、「いわゆるすべてを覚えようとして、すべてを覚えられない」という歯学部進級や国家試験のよくある傾向です。
今回、例えば顔面動脈の学習であれば、よく多くの学生さんが勘違いしている顔の前のほうだけといういうイメージにまず注意が必要です。顔面動脈は下顎の後部の方から前面に走行しており、「オトガイ下動脈」「下唇・上唇」「眼角動脈」「上行口蓋動脈」などさまざま分岐をしています。
これらの中で「オトガイ下動脈」と「オトガイ動脈」を混同している場合も多くみられ、顎動脈はオトガイ動脈や下行口蓋動脈。顔面動脈はオトガイ下動脈、上行口蓋動脈などしっかりと名前を区別して覚える必要もあります。
眼角動脈は顔面動脈ですが「眼動脈は内頚動脈の枝」です。
また、顔面動脈は顎下腺の腺枝もしっかりと覚えておきましょう。
歯科医師国家試験の解剖学はただ名前を無機質に覚えるだけでは国家試験や、口腔外科の出題に不安が残ります。例えば顔面動脈は先ほどのように下顎の後ろの方より走行しており、垂直骨切り(Robinson法)では「顔面動脈や顎動脈」との関係などしっかり覚えておきましょう。
全国の歯学部の低学年生から既卒生まで解剖学が苦手ということであればぜひ一度、短科目でのマンツーマン個別指導など相談、受講を検討ください。
歯学部現役生のための塾 東京デンタルスクールでは、東京教室(JR秋葉原徒歩2分)のほか全国のオンラインのマンツーマンの個別指導を行っています。皆さんの進級を応援しています!
【無料進級相談カウンセリング・国試相談・資料請求フォーム 全国対応】
■東京デンタルスクール書籍(全国書店で講評発売中!)
歯科医師国家試験の全科目が1冊になった書籍「歯科ナビ」はAmazonベストセラー歯科医師1位も頂き、全国の歯学部や予備校などでも活用を頂いております。その他「精鋭問題集」「臨床実地問題集」も好評です。Amazonをはじめ全国書店でお買い求めいただけます。
https://www.dentist-school.com/teaching_aids2
■歯学部1年~6年生の進級・国家試験浪人生 個別指導 東京デンタルスクール
全国に対応。マンツーマンの個別指導で歯学部1年~6年生、国試浪人生の定期テスト対策を行うパイオニア。東京デンタルスクール公式ラインでは、国家試験最新情報や動画更新情報を配信しております。
(総合窓口 9:00-23:00 年中無休)