こんにちは、東京デンタルスクールの岡田です。
118回歯科医師国家試験(2025年)の現役生の国家試験合格率が12年ぶりに7割を超えたということに対して業界が盛り上がっているように感じます。
歯科医師の人数に対する注目が集まったのは「コンビニより多い歯科医院」というインパクトのあるフレーズが社会に浸透したこともあるかと存じます。
しかし、歯科業界を冷静に俯瞰してみますと、60代以上の開業医の先生方が多いエリアや事業承継や、後継者不足などの問題もよく耳にします。
また、勤務医が見つからないという切実な現状もあります。勤務医が見つからないということは、さまざまな要素があり、歯科医師の合格者数も影響している面や、立地、雇用形態なども少なからず影響しています。
歯科医師の雇用形態は週に2日休みなどといっても、木曜日や日曜日など、一般的な社会からみると、いわゆる、ライフワークバランスという面から見ますと、恵まれた雇用形態ともいえない一面があります。例えば、子供と毎週、土日に一緒に出掛けたり温泉や中長距離の旅行などを定期的に行くことは勤務医では難しい一面もあります。
一方で、分院展開などを急速に進め順調な拡大をしている歯科医院もあり、給与面や福利厚生、開業医にならなくともある程度自由に休みをとれる職場などもあります。このように立地や雇用形態なども歯科医師の偏在に大きく影響しているように感じます。
118回歯科医師国家試験合格率が12年ぶりに7割を超え、厚生労働省はついに歯科医師の合格率を上げてゆくのでは?という見方も業界で広がっております。
しかし、冷静にみておりますと現時点で判断することは難しいと感じています。合格者数は2000名程度で推移しており、本年は確かに合格者数が多く、3039人が受験し、2136人が合格しました。
そのため、厚生労働省は国家試験増加で歯科医師国家試験は合格しやすいという安易なイメージももたれることもありますが、学生間では、低学年での留年や放校。いわゆる合格者数の結果をよくするための対策も少なからず行われているのではという見方もあります。
また、現在は全国で大学1年生や2年生などから多くの10年前に比べ多くの予備校が設立され、大学現役生から塾に通うことがもはや珍しくない時代になっています。
来年、再来年と2000~2200名程度の合格者数で推移する可能性は高いことは時代の流れをみていると感じますが来年以降の最終的な人数はわからないということが事実です。
低学年生のうちからしっかりと対策をしてゆくことが最も重要です。将来の歯科医師国家試験に備えて日々学習を進めて頂ければと存じます。
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