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2016年2月20日土曜日
解剖学 講義
解剖学 講義
東京メディカルスクールスクール
岡田です。
今回も勉強していきましょう!
1.大腸のうち、肛門に最も近いのはどれか。1つ選べ。
a.上行結腸
b.横行結腸
c.下行結腸
d.S状結腸
解答:d
解説:解剖学より大腸の問題です。
大腸は小腸寄りから盲腸、結腸、直腸に分かれます。
さらに結腸は盲腸に近い順から上行結腸→横行結腸→
下行結腸→S状結腸となります。
大腸の働きとして、消化・吸収の終わった食べ物の残りから水分を抜き取り、
糞便の形にするということも覚えておきましょう!!
2.赤筋について正しいのはどれか。1つ選べ。
a.収縮が早い。
b.疲労しやすい。
c.心臓に多い。
d.ミトコンドリアに乏しい。
解答:c
解説:筋肉についての出題です。
筋に関しては試験で頻出です。しっかりと知識を深めましょう。
今回は働きを聞きました。
赤筋の特徴
・収縮が遅い
・ミトコンドリアが多い
・疲労しにくい=心臓などに多い
といったことがあります。
白筋は全く逆の特徴を持ちます。
3.関節の種類と該当する関節の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
a.球関節────椎間関節
b.鞍関節────上橈尺関節
c.蝶番関節───指節間関節
d.楕円関節───膝関節
解答:c
解説:解剖より、関節について聞きました。
ちなみに、主な関節の種類と運動方向は以下のとおりです。
球関節:関節頭が球形をしており、関節頭は前後左右以外に回転できる。
肩関節・股関節など。
平面関節:関節頭と関節窩が平面になっており、可動性はほぼない。椎間関節。
車軸関節:関節頭が車軸、関節窩が軸受け状で、骨の軸である車軸の回転運動のみ可能。上下橈尺関節。
鞍関節:関節頭、関節窩がともに鞍のような形状で、前後左右方向への運動が可能。母指の手根中手関節。
楕円関節:関節頭が卵型をしているため、前後左右方向への運動はできるが、回転運動は不可。橈骨手根関節。
蝶番関節:関節頭と関節窩が蝶番のように組み合わさっており、一方向への運動のみ可能なもの。
腕尺関節、膝関節、指節間関節。
骨学も重要です。しっかりと押さえておきましょう。
4.「解体新書」を著した人物はどれか。1つ選べ。
a.山脇東洋
b.前野良沢
c.華岡青洲
d.手塚良庵
解答:b
解説:少し切り口を変えて、医学史の話をしましょう。
「解体新書」の著者としては杉田玄白が有名ですが、彼とともに執筆したのが今回の正解である前野良沢です。
「解体新書」はオランダの「ターヘル・アナトミア」がもととなっていますが、彼はその翻訳に力を注いでいます。
ちなみに他の選択肢の人物の業績は以下の通りです。
a…江戸時代の医学者。死刑囚の人体解剖に立ち会い、観察記録である「臓志」を発行。
c…チョウセンアサガオを用いた、世界初の全身麻酔成功者。
d…江戸時代~明治時代の医師。江戸に種痘所を設立。漫画家の手塚治虫は彼のひ孫にあたる。
執筆:岩脇清一
東京メディカルスクール 教務主任
いかがでしたでしょうか?
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