歯学部
卒業試験・国家試験に役立つ情報
東京メディカルスクール 岡田です。
今回は歯科学生の勉強に役立つ内容を少し紹介です。
(卒業試験などで比較的よく出題される内容です)
今回は歯学部の学生対象ですが、医学生・薬学生の内容も含んでいます。
テーマ1.拮抗薬
頻出される内容の一つに拮抗薬があります。
今回ではその中でもネオスチグミン、フィソズチグミンをご紹介していきましょう。
この問題を解いてみましょう。
ネオスチグミンの拮抗薬はどれか。すべて選べ。
a ベクロニウム
b パンクロニウム
c ロクロニウム
d スキサメトニウム
答えはabcです。ネオスチグミンはアセチルコリンエステラーゼ
阻害薬で、非脱分極性の筋弛緩薬に対して拮抗します。
脱分極性は含まれません、
非脱分極性筋弛緩薬:d-ツボクラリン(クラーレ)、ベクロニウム
パンクロニウム、ロクロニウム
脱分極性筋弛緩薬:スキサメトニウム
テーマ2.好中球
好中球はテスト頻出です。
化膿性炎で浸潤がみられます。
好中球は炎症の際には次亜塩素酸ナトリウム
やディフェンシン産生します。
テーマ3.歯周病原菌
歯周病原菌としてはP.gや、A.a菌など多数存在しますが、
これらのP.gやA.a菌は線毛を有します。
P.g : Porphyromonas gingivalis
A.a:Aggregatibacter actinomycetemcomitans
A.a菌は侵襲性歯周炎の原因菌で外毒素である
ロイコトキシンを産生します。
テーマ4.顎関節強直症
顎関節強直症は下顎骨骨髄炎や、外傷などによって生じます。
特徴は開口障害があり、小下顎症を呈します。
治療は顎関節制動術。
テーマ5 歯の発生のステージ
開始期(増殖期)→組織分化期
→形態分化期→添加期
→石灰期→萌出期
です。しっかり覚えましょう!
テーマ6.PAS染色
PAS染色といえば歯科医師国家試験で必ず押さえなければ
ならないのは「粘液」「真菌」
を染色するということです。
真菌はグロコット染色によっても染色され、
グロコット染色は黒色になるのが特徴です!
また、PAS染色は基底層を染めます。
そのため、基底層が分かりにくい場合には
PAS染色が行われます。
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