2016年8月12日金曜日

年齢調整死亡率 歯科医師国家試験


東京デンタルスクール 塾長の岡田です。
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私立歯科大学のストレートの国家試験合格率は2割
~3割ほどで、難関化する国家試験に合わせ歯学部の
進級や卒業も困難を極めます。

今回109回国家試験の中から1問ご紹介します。
年齢調整死亡率です。

初出題ですが不適問にはなっていません。
年々国家試験は進化しています。

109回国家試験 A130






















この問題は初めてみて「やばい!」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、よく見てみることが重要です。

年齢とA町の人口。死亡率が出ています。

例えばA町では20代の3000名の人口のうち死亡は12名です。
死亡率は計算してあり、0.004となっています。

さて問題です。



この表で統計上重要なことは何でしょうか。




A町の人口や実際に死亡率した人数というよりも


死亡率


ということに気が付けば答えに一歩近づきます。


死亡率×基準人口


を計算しましょう!

死亡率   基準人口
0.004  × 3000=12
0.003  ×  6000=18
0.008  × 6000=48
0.092  × 5000=460

この合計を出してみると

583人

となります。

これを

基準人口合計20,000人
あたりで割ると



0.0269

となります。


ほぼ答えです!


しかし



最後の「つめ」


をしなければなりません。


文中に「人口千対」と書いてありますので、
答えを1000倍します。

すると四捨五入して27名と分かります。


答えは27です。


いかがだったでしょうか。
かなり難しいと感じる方もいらっしゃると思います。

実際にこのような国家試験が初見で出た時には
かなり焦ると思います。


その時に重要なことはしっかりと基本~標準問題
「外さない」ということです。


これが合格の可能性を上げるポイントとなります。


東京デンタルスクールは精鋭の講師陣で
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