2019年9月26日木曜日

オーラルアプライアンス(OA)の計算問題 歯科医師国家試験


歯学部1年~6年生の現役生のマンツーマン個別指導
による定期試験、CBT対策、歯学部卒業試験から
歯科医師国家試験対策のマンツーマン個別指導を行う
東京デンタルスクール 代表 岡田です。

当スクールでは東京駅から2駅のJR秋葉原駅徒歩2分
の教室(ヨドバシカメラ前)や、全国のオンライン授業での
マンツーマン個別指導により週1回3時間の対策から
進級、留年対策、国家試験対策をサポートします。

今回は、歯科医師国家試験に出題された
オーラルアプライアンスの計算問題を見ていきましょう!

112D-57 歯科医師国家試験
閉塞性睡眠時無呼吸の治療ためオーラルアプライアンスを
製作することとした。咬頭篏合位におけるオーバージェットは+2mm、
下顎最前方位における上下中切歯切端の水平距離は8mmである。
この装置装着時の下顎前方移動距離で適切なのはどれか。1つ選べ。

a 0~1mm
b 2~4mm
c 5~8mm
d 9~10mm
e 11~12mm

・・・

・・・

・・・

正答はcの5~8mmです。

今回はオーラルアプライアンス(OA)の計算問題をミニ講義です。

オーラルアプライアンスという言葉はあまり勉強したことがなくて
全然分からないという学生様もいらっしゃり、
正答率は6割程度と言われています。

オーラルアプライアンスは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の
治療で用いられる一つで、通常、睡眠時無呼吸症候群では、
経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)が用いられることが多いですが、
オーラルアプライアンスが用いられることがあります。

睡眠時無呼吸症候群は、端的に言えば寝ている時に
舌が沈下して呼吸が一時的に止まり、そして再開という流れです。

睡眠時無呼吸症候群の時には、この舌根沈下を抑制するために
下顎を前方に出すことが重要で、最大前方位の7割~8割
位置にすると効果が高いといわれています。

つまり、この問題では最大前方位
の位置を最初に求めてください!
という問題です。

ヒトの歯は通常上顎前歯が前方にあります。
その位置と下顎前歯の距離がオーバージェットプラスです。

つまり、今回はオーバージェットは+2mmなので、
反対咬合ではなく、通常の咬合ということが分かります。

そこから前の前方位に移動させると8mmと問題に記載が
ありますので、今回は「10ミリ」前方に出せるということです。

そこで、オーラルアプライアンスは7割~8割
位置で制作しますので(左記の値は暗記が必要)、
正答はcの5~8ミリとなります。

しっかり計算問題を覚えて定期試験や
歯学部卒業試験などに備えていきましょう!!

東京デンタルスクール
代表 岡田優一郎
日本大学松戸歯学部卒業 学部長賞受賞
International College of Dentists Fellow

東京デンタルスクールは完全にマンツーマンによる個別指導で
平日は19:00-22:00など学校が終わったのちに授業や、
土日祝日は朝から夜まで行っております。
週1回3時間で進級や国家試験をサポートしています。


また、FACEBOOKやヤフーメールで購読いただける
無料の日本最大級のメルマガスタンドでは月に1~2回
無料でメールマガジンを配信し、購読者は580名を突破!!
https://www.mag2.com/m/0001494170.html

お気軽に購読ください。

また、私が全教科の重要事項が1冊になった書籍
歯科ナビアマゾンベストセラー1位
(カテゴリ歯科医師)もいただき

全国の歯学部の国家試験対策などで活用を頂いております。
2019年9月現在では第3版が発売中です!

アマゾン他、全国書店で発売中!
東京デンタルスクールホームページなどでもご参考に下さい。
https://dentist-school.com