2023年8月22日火曜日

【心臓の働き】国家試験対策講義

 医系学生の進級、国家試験対策のマンツーマン個別指導スクール 東京メディカルスクールの岡田です。本日の講義は心臓の機能です。国家試験の良問をみていきましょう。


31回はり師・きゅう師国家試験B午前(2023)

【心臓の刺激伝導系について正しいのはどれか。】

1.固有心筋からなる。

2.刺激は房室結節からヒス束へと伝わる。

3.房室結節は自動能をもたない。

4.プルキンエ線維の活動が心房を収縮させる。

正答2 刺激は房室結節からヒス束へと伝わる。


【東京メディカルスクール講義】 

以下に、心臓の刺激伝導系の主要な部分を順番に説明します。

洞房結節 : 右心房の上部に位置し、心臓の「天然のペースメーカー」とも呼ばれます。

房室結節 : 洞房結節からの刺激は、この結節に伝わります。

ヒス束: 房室結節からの刺激は、次にヒス束に伝わります。ヒス束は、心室の中央部、特に心室中隔に位置しています。

左右脚枝: ヒス束は、左右の脚枝に分岐します。これにより、刺激は心室の左右に同時に伝わります。

プルキンエ線維: 最後に、左右の脚枝はさらに多くの細い線維、プルキンエ線維へと分岐し、心室筋に刺激を伝えます。この刺激により、心室が同期的に収縮します。


選択肢の正答2刺激は房室結節からヒス束へと伝わる。」が正しいのは、この理由に基づきます。

 

他の選択肢に関して:

■刺激伝導系は特殊心筋から成り立っています。

■房室結節は自動能を持っていますが、洞房結節の自動能が強いため、通常は洞房結節がペースメーカーの役割を果たします。

■プルキンエ線維は心室筋への刺激伝達に関与しており、心房の収縮ではありません。

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