皆さんこんにちは。
歯学部現役生(1~6年生)、既卒生のマンツーマン個別指導塾【秋葉原教室(東京)、松戸教室、オンライン個別指導教室】東京デンタルスクール 岡田です。
今回は、歯科医師国家試験対策として「ビーディング」について確認していきたいと思います。
国家試験では、まず「今、どのビーディングについて聞かれているのか」を整理することが大切です。今回は、できるだけシンプルに確認していきましょう。
ビーディングは、金属床・金属フレームワーク製作時に、作業用模型へ溝を形成し、ビーディングを行います。
作業模型には、
「溝を掘る」
わけです。
では、模型に溝を掘ると、完成した鋳造体はどうなるでしょうか。
模型がへこんでいる部分には金属が入り込みますので、完成した金属側では逆に、
「わずかな盛り上がり」になります。
【模型は溝、金属は盛り上がる】
ここは国家試験対策として非常に重要です。
模型
↓
溝を形成する
鋳造後
↓
金属には小さな隆起ができる
と考えます。
「模型に盛り上がりを作る」と覚えないように注意してください。
【ビーディングの目的は?】
では、なぜわざわざ模型に溝を形成するのでしょうか。
主な目的は、
「金属床や大連結子の辺縁を粘膜へ適合させること」
です。
例えば上顎の大連結子は口蓋粘膜に広く接します。もし、浮いてしまうと、食片が入り込んだり、舌感が悪くなったりする原因になります。
そこで、模型上に浅い溝を形成しておくことによって、鋳造された金属の辺縁にわずかな隆起を作り、粘膜との適合を図ります。
【ここで国試ポイント】
ビーディングは、
「強く粘膜を圧迫するため」
に行うわけではありません。
あくまで、
「辺縁部の適合を図る」
ための操作です。
深く削りすぎれば、当然、粘膜への過度な圧迫につながる可能性があります。
よく、学生さんはカタカナが出てしまうと混同してしまいがちで、その一つがリリーフです。あわせせて確認をしておきましょう。
【リリーフとの違い】
ここはセットで覚えましょう。
リリーフ
→ 模型側にワックスなどを付与する
→ 完成した金属と粘膜との間にスペースを作る
ビーディング
→ 模型を削って溝を形成する
→ 完成した金属を粘膜側へわずかに突出させる
非常に簡単に言えば、
「リリーフは逃がす」
「ビーディングは当てる」
というイメージです。
この違いを理解しておくと、写真問題でも判断しやすくなります。
少しずつ頑張りましょう!
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