2026年9月1日火曜日

歯学部4年生、CBT留年や、前期試験でつまずいたときに―留年を避けるために今からできること

みなさん、こんにちは。東京デンタルスクールです。

当スクールは秋葉原教室(東京)、松戸教室(千葉)、全国マンツーマン個別指導(全国)より選択いただけ、教室・オンライン個別指導講義など全国よりご来校を頂いています。


歯学部では、4年生になると基礎科目だけでなく臨床系科目も増え、試験範囲や覚える内容が一気に広がってきます。


近年

「CBTで留年を繰り返している」

「4年生前期の試験結果が思っていた以上に悪かった」

「いくつか再試験になってしまい、このままでは進級が心配」

「これまで普通に進級してきたのに、4年生になって急に勉強が回らなくなった」

「後期で取り返したいが、何から勉強すればよいかわからない」


といったご相談をいただくことがあります。

歯学部で注意したいのは、単純に「勉強時間を増やせば解決する」とは限らないことです

特に4年生頃からは、科目ごとにバラバラに暗記するだけでは対応しにくくなり、これまで学んできた基礎医学・歯科医学の知識をつなげながら問題を解く力が必要になってきます。


前期試験が悪かったとき、まず確認したいこと

大切なのは、

・どの科目で点数を落としているのか
・暗記不足なのか、理解不足なのか
・講義資料を中心に勉強すべき科目なのか
・過去問題への対応が不足しているのか
・試験直前に勉強が集中しすぎていないか
・複数科目を同時に管理できているか

を整理する必要があります。

例えば同じ60点未満でも、「あと数点で合格だった学生」と「基礎事項から理解できていない学生」では、後期の勉強方法はまったく異なります。

ここを確認せず、ただ問題集を増やしたり勉強時間だけを長くしたりすると、努力しているのになかなか結果につながらないことがあります。


前期でつまづいてしまった場合、後期が始まる前後の段階で一度勉強方法を見直すことです。

特に、

①前期の弱点を整理する
②後期科目の優先順位を決める
③再試験・定期試験の日程から逆算する
④毎週の学習量を決める
⑤理解できていない部分を早めに質問する

という流れを作るだけでも、勉強はかなり整理しやすくなります。

歯学部の場合、学年が上がるほど国家試験を意識した勉強も必要になります。

そのため、目の前の定期試験だけを乗り切る勉強ではなく、

「大学の試験に合格するための勉強」と
「将来の歯科医師国家試験につながる勉強」

をできるだけ一致させていくことも重要です。


「留年が心配」と感じた時点で早めに対策を


「前期試験で少し危なかった」
「再試験が増えてきた」
「本人なりに勉強しているのに結果が出ない」

という段階のほうが、勉強方法を修正しやすい時期です。

特に歯学部では、大学ごと、学年ごと、科目ごとに試験の特徴があります。

一般的な受験勉強とは違い、「何を、どのレベルまで、いつまでに理解するのか」を整理することが非常に重要です。私たちも歯学部生の指導では、単に問題を解説するだけではなく、

現在の成績
再試験の状況
苦手科目
普段の勉強方法

などを確認しながら、一人ひとりの状況に応じて学習計画を考えています。

4年生前期の試験結果を見て、

「このまま進級できるのだろうか」

本人やご家族が感じている場合には、一度現在の状況を整理してみることをおすすめします。早い段階で問題点を見つけ、やるべきことを絞って取り組むことが、留年回避を目指すうえでは何より大切です。

歯学部の定期試験、再試験、進級対策についてお困りの場合は、お気軽にご相談ください。

現在の成績や試験状況を確認しながら、今後どのように立て直していくべきか一緒に考えていきます。


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【第119回歯科医師国家試験 119C53】慢性化膿性根尖性歯周炎でみられる症状は?―急性・慢性を整理しよう―

みなさんこんにちは。歯学部1~6年・既卒生のマンツーマン個別指導予備校

東京デンタルスクール【秋葉原教室・松戸教室・全国オンライン教室】岡田ですです。

今回は、第119回歯科医師国家試験 C53について解説していきたいと思います。


【問題】119C53

慢性化膿性根尖性歯周炎でみられるのはどれか。2つ選べ。

a 咬合痛
b 自発痛
c 冷水痛
d 根尖部圧痛
e 羊皮紙様感


【正解】

a 咬合痛
d 根尖部圧痛


【解説】

慢性化膿性根尖性歯周炎では、根尖部に慢性的な炎症・膿瘍が存在します。

慢性病変なので、急性炎症のような激しい自発痛を呈するとは限りません。


しかし、根尖部の歯根膜や周囲組織には炎症が存在しているため、

咬合によって 根尖部の炎症組織が刺激される
→ 咬合痛が生じる

という流れを考えることができます。

同様に、根尖相当部を圧迫すれば、

根尖部圧痛

を認めることがあります。

したがって、

a 咬合痛
d 根尖部圧痛

が正解となります。


【各選択肢を確認しましょう】

a 咬合痛 → ○

b 自発痛 → ×

慢性化膿性根尖性歯周炎では、一般に強い自発痛は特徴的ではありません。

自発痛が強くなってきた場合には、

急性炎症への移行・急性増悪

を考えます。

国家試験では、

急性=疼痛が強い
慢性=症状が比較的穏やか

という大きな整理を最初に行うと選択肢を絞りやすくなります。もちろん臨床では厳密に分類できなかったり例外もありますが、国試ではまず典型像を押さえましょう。

c 冷水痛 → ×

慢性化膿性根尖性歯周炎では、原因歯の歯髄は通常すでに失活・壊死しています。

したがって、冷刺激の反応は基本的にはみられません。

d 根尖部圧痛 → ○

正解です。

根尖部に炎症病変が存在するため、根尖相当部を圧迫すると圧痛を認めることがあります。

疾患名そのものに、「根尖性」と書かれていることもヒントになります。症状を丸暗記するのではなく、病変が存在する場所を考えて症状を推測することが大切です。

e 羊皮紙様感 → ×

羊皮紙様感は、顎骨内部の病変が増大して皮質骨が菲薄化した場合などに認められる所見です。代表的には、比較的大きくなった顎骨嚢胞性病変などで問題となります。

例えば、歯原性角化嚢胞、エナメル上皮腫、含歯性嚢胞などが頻出です。

骨吸収が相当に大きくならないと羊皮紙洋感はみられないため、「根尖部に病変があるから羊皮紙様感」と単純につなげないように注意しましょう。


近年の国家試験では、しっかりと理解していることが求められています。そのため、多くの臨床問題などでは、

「この疾患ではこの症状」

と一対一だけで理解せず丸暗記していると、少し聞き方を変えられただけで迷ってしまいます。大切なのは、


病変がどこにあるのか。
どの組織が障害されているのか。
その検査では、どの組織を刺激しているのか。


東京デンタルスクールでは、基本事項の暗記に加えて

「なぜその答えになるのか」を理解し、次に出てくる未知の問題を解ける力につなげること

を大切にしています。過去問一問から関連知識を広げていく。

これを積み重ねることで、国家試験本番で初めて見る問題にも対応できるようになります。

一問一問を大切に、合格に向けて一緒に頑張っていきましょう。


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