東京デンタルスクール
塾長の岡田です。
東京デンタルスクールは歯学生1年~6年生、留年生、
浪人生の進級、CBT、歯科医師国家試験対策のマンツーマン個別指導を行っております。
今回は東京デンタルスクールのメールマガジンからのご紹介です。
http://www.mag2.com/m/0001494170.html
無料メルマガではCBTや国家試験対策の勉強ができます!
岩脇先生よろしくお願いいたします。
こんにちは!東京デンタルスクール
教務主任の岩脇 清一です。
いよいよ夏本番!(私は正直夏が苦手なのですが)
暑さに負けず頑張っていきましょう。さあ、さっそく始めましょう!
1.ATPの構造で正しいのはどれか。1つ選べ。(生化学)
a アデニン
b アデニン+リボース
c アデニン+リボース+リン酸
d アデニン+リボース+リン酸+リン酸
e アデニン+リボース+リン酸+リン酸+リン酸
解答:e
解説:生化学から、ATPに関する出題です。ATPに関しては、
その生成過程が試験では問われますが、構造を正しく理解していますか?
低学年のうちから、確実に理解しましょう。
高学年の皆さんは、必修で出て来たら楽勝、というくらいにしましょう。
そもそも「ATP」とは?
「アデノシン三リン酸」といい、
アデノシン(アデニン塩基と糖であるリボースが結合したもの)にリン酸が3分子
結合したものです。
細胞質やミトコンドリアにおいて生成され、細胞のエネルギー源となります。
(グルコース1分子から細胞質の解糖系で2ATP、
ミトコンドリアのクエン酸回路で2ATP、電子伝達系で34ATP、合計38ATPが産生される)
また、「塩基と糖とリン酸がリン酸エステル結合したもの」
をヌクレオチドと呼ぶため、ATPもヌクレオチドの一種といえます。
低学年の段階から確実な知識を身につけましょう!
次いきましょう!!
2.歯列弓幅径を拡大できるのはどれか。すべて選べ。(矯正)
a チンキャップ
b Fränkel装置
c クワドヘリックス
d 急速拡大装置
e ハイプルヘッドギア
解答:b,c,d
解説:矯正から各種矯正装置についての出題です。
この分野はいろいろな聞き方が可能なところです。
そのため、定期試験、進級・卒業試験、国家試験で頻繁に狙われます。
~正しい歯列弓幅径の拡大のしかた~
1.物理的に拡大する方法(正中口蓋縫合、歯槽骨に力を加える)
・急速拡大装置
・緩徐拡大装置
・クワドヘリックス
2.頬(頬筋)の圧力を排除する
・Fränkel装置
ここで一つ思い出して頂きたいのが、頬の圧力は歯列弓を狭める方向に働きます。
Fränkel装置には、「ブッカルシールド」が存在するため、
頬の圧力を排除することができます。
同じように、筋の圧力を利用するものとして、「リップバンパー」があります。
(下唇の圧力を利用し、臼歯を遠心に移動)
歯列弓幅径の拡大のしかたには2種類の方法があります。
物理的に拡大する方法だけではないことを
しっかりと押さえておきましょう!!
次いきましょう!
3.遊離端義歯において、支台歯の
負担軽減の方法で正しいのはどれか。すべて選べ。(部分床)
a 床面積を大きくする。
b 近心レストを用いる。
c 人工歯の面積を増やす。
d ワイヤークラスプを用いる。
e 大連結子にレジンを用いる。
解答:a,b,d
解説:部分床より支台歯の負担軽減法についての出題です。
国家試験、各種試験にも頻出であるので、しっかりと理解しましょう。
~正しい支台歯の負担軽減の方法~
・人工歯の面積(頬舌径、人工歯そのものの数)を小さくする
・ガイドプレーンの形成、支台歯間線の多角化、
リンガライズドオクルージョンにより、義歯の側方力を軽減させる
・支台歯の数を可能な限り増やす、維持装置を増やす
・床面積の増大、オルタードキャスト法の応用、
支台歯への近心レストの設置、緩圧性支台装置(ワイヤークラスプ含む)の応用により粘
膜負担の要素を増やす
・大連結子を強固なものとして義歯の変形を防止する
支台歯の負担軽減の方法にはいろいろな方向からのアプローチ法があります。
一つ一つ丁寧にマスターしていきましょう。
4問目!これがラストです。
4.100人に対して行った歯科健診の結果を以下に示す。
DMFT指数で正しいのはどれか。1つ選べ。(衛生)
健全歯:2400 未処置歯:400 齲蝕による喪失歯:50 歯周病による喪失歯:150 処置歯:500
a 4.0
b 5.0
c 9.0
d 9.5
e 11.0
解答:d
解説:衛生より、DMFT指数についての出題です。
DMFT指数をはじめとした計算問題は試験頻出です。しっかりと押さえましょう。
さて、DMFT指数の計算方法は?
「未処置歯+齲蝕による喪失歯+処置歯/検診の対象人数」です。
今回の問題に当てはめると、
400+50+500/100=950/100=9.5となります。
健全歯、歯周病による喪失歯に関しては、今回は計算に入れてはいけません。
歯科医師国家試験でも計算問題は出題されます。今のうちにマスターしておきましょう。
いかがでしたでしょうか?
東京デンタルスクールでは、大学1年~国浪生までの定期試験・
CBT・国家試験対策を家庭教師・個別指導の両方のかたちで行っていま
す。
ぜひお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
東京デンタルスクール
03-6802-5260
(メディカルスクール事務局 10:00~23:00・年中無休)
メールマガジンのバックナンバーはこちらから↓
http://www.mag2.com/m/0001494170.html
[ご注意]
内容に関しては、免責事項となります。
各自成書でご確認ください。
執筆
東京デンタルスクール 教務主任
岩脇 清一
監修
東京デンタルスクール 塾長
岡田 優一郎