皆さんこんにちは、東京デンタルスクール 岡田です。
今回は119回歯科医師国家試験より麻酔・生体管理学の問題を見に講義!
119D24 幼児に対する全身麻酔下での歯科治療
119D24 幼児に対する全身麻酔下での歯科治療で正しいのはどれか。3つ選べ。
a 麻酔は急速導入法が多い。
b 多数歯の治療が可能である。
c 12時間以上の絶食が必要である。
d 治療内容が制限されることがある。
e 歯科治療による心的外傷を与えない。
正答:b、d、e
幼児に対する全身麻酔下での歯科治療についての問題です。
全身麻酔下では、患児の意識や体動を抑えた状態で治療を行うことができるため、通常の歯科治療では協力を得ることが難しい幼児に対しても、多数歯のう蝕治療や抜歯などをまとめて行うことができます。したがって、bは正しいです。
一方、幼児では覚醒した状態での静脈路確保が難しいことが多いため、一般的にはマスクを用いて吸入麻酔薬を吸入させ、入眠後に静脈路を確保する吸入導入が行われます。国家試験では、幼児では原則として緩徐導入が基本と考えられています。
したがって、aは誤りです。
全身麻酔前には、麻酔中の嘔吐や胃内容物の誤嚥を防ぐために絶飲食が必要です。ただし、一律に12時間以上の絶食が必要なわけではありません。日本麻酔科学会が示す目安では、清澄水は2時間以上、母乳は4時間以上、軽食・人工乳・牛乳などは6時間以上、揚げ物や脂肪を含む食事は8時間以上の絶飲食とされています。したがって、脂肪を含む食事であっても、基本的な目安は8時間以上であり、12時間とするcは誤りです。
また、全身麻酔を行えば、すべての歯科治療を無制限に行えるわけではありません。患児の全身状態、麻酔時間などを考慮しなければならず、治療内容や治療時間が制限されることがあります。したがって、dは正しいです。
さらに、全身麻酔中は患児の意識がなく、治療中の疼痛や恐怖などを抑制された状態で治療を受けた記憶などを残しにくいため、歯科治療による心的外傷を与えずに治療を行うことができます。したがって、eは正しいです。
学習は日々の積み重ね。頑張っていきましょう❗️
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