2026年7月26日日曜日

機能性交叉咬合には拡大床!119D27で学ぶ矯正装置の使い分け

 119D27 混合歯列期の不正咬合と矯正装置の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

a 骨格性開咬 バイオネーター
b 歯槽性開咬 咬合斜面板
c 機能性下顎前突 チンキャップ
d 機能性交叉咬合 拡大床
e 骨格性下顎前突 アクチバトール

正答:d


皆さんこんにちは。東京デンタルスクールの岡田です。

今回の問題は、「不正咬合の原因」と「矯正装置の目的」を理解しているかが問われています。


まず正答のd

機能性交叉咬合 → 拡大床

機能性交叉咬合では、上顎歯列弓が狭く、咬頭干渉によって下顎が左右へ偏位していることがあります。

そのため、拡大床で上顎歯列を側方へ拡大し、正常な咬合関係へ導くことが基本となります。

混合歯列期は顎の成長を利用しやすい時期であり、この時期の拡大治療は歯科医師国家試験でも頻出です。


他の選択肢もみでいきましょう❗️

a 骨格性開咬 × バイオネーター

バイオネーターは主にⅡ級不正咬合(下顎後退)などの機能的顎矯正装置です。骨格性開咬の第一選択ではありません。

b 歯槽性開咬 × 咬合斜面板

咬合斜面板は反対咬合などの改善に用いられる装置であり、歯槽性開咬の治療装置ではありません。

c 機能性下顎前突 × チンキャップ

チンキャップは骨格性下顎前突に対して下顎成長を抑制する目的で使用されます。機能性下顎前突ではまず咬頭干渉などの原因除去が重要です。

e 骨格性下顎前突 × アクチバトール

アクチバトールは主として下顎後退症例(Ⅱ級)に対する機能的顎矯正装置です。骨格性下顎前突には適応ではありません。


国試対策❗️

  • 機能性交叉咬合 → 拡大床
  • 骨格性下顎前突 → チンキャップ
  • 下顎後退 → バイオネーター・アクチバトール

この3つを整理しておくと、類題にも対応できます。

装置名だけではなく、「どのような不正咬合を、どのような力で改善する装置なのか」を理解すると、国家試験で迷わなくなります。

一つひとつ確実に積み重ねていきましょう。頑張りましょう❗️


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