皆さんこんにちは。歯学部現役生(1〜6年)、既卒生のマンツーマン個別指導塾【秋葉原教室(東京)、松戸教室、オンライン個別指導教室】東京デンタルスクール 岡田です。
今回は、歯科医師国家試験【119B18】AEDについて解説します。
【119B18】AEDについて正しいのはどれか。1つ選べ。
a 心静止に有効である。
b 小児には使用できない。
c 使用は医療従事者に限られる。
d 心電図解析中は胸骨圧迫を中断する。
e 心臓ペースメーカ装着患者への使用を避ける。
正解:d 心電図解析中は胸骨圧迫を中断する。
AEDは、傷病者の心電図を自動的に解析し、電気ショックが必要かどうかを判断する装置です。
心電図解析中に胸骨圧迫を続けたり、傷病者の身体に触れたりすると、振動が心電図に混入して正確な解析を妨げる可能性があります。
そのため、AEDから、身体に触れないでくださいなどの音声指示が流れたら、胸骨圧迫を一時的に中断し、誰も傷病者に触れていないことを確認します。解析または電気ショックが終了したら、直ちに胸骨圧迫を再開します。
選択肢を確認しましょう
a 心静止に有効である。
誤りです。
AEDによる電気ショックの主な適応は、
①心室細動〈VF 〉
②無脈性心室頻拍〈pulseless VT〉
です。
心静止は心臓の電気的活動が消失した状態であり、電気ショックの適応ではありません。心静止に対しては、質の高い胸骨圧迫を中心とした心肺蘇生を行います。
止まっている心臓を電気で動かすのではなく、無秩序に震えている心臓を電気ショックでいったんリセットするというイメージです❗️
b 小児には使用できない。は誤り
誤りです。
AEDは小児にも使用できます。
小児用パッドや小児モードがある場合には、それらを使用します。小児用がない場合でも、救命を優先し、使用可能なAEDの音声指示に従います。
c 使用は医療従事者に限られる。誤り
誤り。AEDは、医療従事者だけでなく、その場に居合わせた一般市民も使用できます。
d 心電図解析中は胸骨圧迫を中断する。
正答
心電図解析中は、正確な解析のために胸骨圧迫を中断し、誰も傷病者に触れないようにします。
e 心臓ペースメーカ装着患者への使用を避ける。 誤り
誤りです。
心臓ペースメーカが植え込まれている患者にも、必要であればAEDを使用します。
前胸部の皮下にペースメーカ本体の膨らみが確認できる場合は、その真上を避けて電極パッドを貼付します。
AEDの電気ショックが有効なのは、主に心室細動と無脈性心室頻拍です。
一方、心静止には電気ショックを行いません。
また、胸骨圧迫は原則として絶え間なく続けますが、AEDが心電図を解析している間と電気ショックを行う瞬間には、一時的に中断します。
したがって、正解は、
d 心電図解析中は胸骨圧迫を中断する。
となります。
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