歯学部１年生～６年生、国試浪人の進級、CBT、歯科医師国家試験対策
東京メディカルスクール
今回は、メディカルスクールでもご相談が多い歯学部多浪生と対策についてお話して参ります。今回の内容は医学生、薬学生、さまざまな医療職をめざす多浪生も当てはまります。
■多浪となる理由
現在のさまざまな医療職の国家試験。特に合格率が６割程度の歯科医師国家試験は実質的な相対、選抜試験ともいえる内容となっています。現在は難関化する国家試験のため、低学年からの留年や放校が全国的に多くなっています。また、さまざまな医療職で大学低学年生からの学習や個別指導塾・予備校への通学により進級が支えられている学生様も多くいらっしゃり、多くの学生様は卒業、もしくは卒業後も塾に通われたいた経験を話されない学生様もいらっしゃいます。このような進級、卒業試験をへて卒業した学生が多浪となってしまうことにはいくつかの要因があります。その一つが、大学の進級・卒業試験と国家試験の内容です。合格率が高い大学や学生様は、客観的に考えてゆく能力に優れている傾向にあります。例えば、進級はその担当の先生の進級条件、卒業は大学の求める卒業の条件・資格です。そして、歯科医師国家試験は全国的な学生に対する歯科医師として求める試験です。このようにそれぞれの試験は内容が一致する部分もありますが、一部異なるということを覚えておく必要があります。
■正しい選択と努力
多くの多浪生にとって、まず理解をしなければならないのが選択と努力です。多くの多浪生は努力をしていないわけではなく、むしろ学習時間が多い場合もよくみられます。国家試験は合格をするという目的が重要です。学習の時間をとったことや、朝から晩まで学習することが必ずしも結果につながるわけではありません。もちろん、苦痛やたいへんな努力の上になりたつこともあり、重要な要素ですが、これが目的となっている場合があり、学生様・保護者様自身これに気付かれていない場合もあります。例えば登山の例をイメージすると分かりやすいかもしれません。
■登山の登頂。歯科学生にとってのはじめての頂上が歯科医師国家試験。
歯科学生の人生最初の、山の頂点が目的地（国家試験）であって、多浪人生の多くは自分の判断や、先入観でルートを決めていることが多くあります。例えば「すべて覚えないと」「難しい問題を理解しないと」「配られたプリントをすべて暗記しないと」本当に合格には必要でしょうか？もちろん、すべて覚えて素晴らしい点数が合格できる学生様もおります。しかし、多浪人生の場合には何度同じ繰り返しをするときには方法や講師を変更するなど対応も必要なことがあります（もちろん、着実に成績が上がっている場合には変更がマイナスに働くこともあります）例えば、先ほどの登山を例にとってみると、頂を目指す場合、傾斜がゆるく、たいへんな時間がかかる道がありますが、失敗をしにくい道。または、垂直にきりたった崖をクライミングするが、危険を伴う場合などがあります。これらは例えばどちらが正しいということはありません。登山の場合、身体能力に自身がない場合にはゆっくりと安全に道を上る選択肢もあれば、能力が高く、一気にクライミングで山頂を目指す場合もあります。しかし、多浪生は自分が正しいと思った選択を一種の適性が合わないやり方でやっている場合があります。また、目的は登山の頂だとしたら、頂上まで観光用のロープウェイがあったらいかがでしょうか？また、一流の登山ガイドがその人にあったルートを臨機応変にガイドしてくれたら。これが頂を目指す方法の一つであり、マンツーマンによる適性ごとの個別指導です。
■残念ながら全員は頂上には上ることが出来ないのも登山の現実。諦める？
登山の例をとってわかるようにどの予備校でも必ず歯科医師になることが出来るという予備校は存在しません。それは学習時間、年齢、経済面なども含めて残念ながら限界があることも事実です。そのためにも、登山であれば登頂可能な方法を考える必要があります。例えば、歯科医師国家試験予備校ではおもな授業形態に「集団授業」「個別指導」があります。例えば、集団授業で３浪や５浪をしている場合には、その授業形態が向いていない場合もあります。当然また、その逆もしかりです。しかし、多浪人生はその一つのやり方に固執してしまう場合があります。これは歯科医師国家試験ではなく、さまざまな国家試験でも同様です。
■冷静、客観的に考える
人生は、選択と努力の結果、そして運といわれます。選択はベクトルの方向。努力はその道の原動力です。しっかりと自分の頭で考えて選択と努力をすることは学習だけでなく、仕事の結果や人生においても大きな結果となって現れてくるのではないでしょうか。
■マンツーマン個別指導のパイオニア
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