2012年7月31日火曜日

夏期講習 歯科医師・看護・医系学生

夏期講習

東京デンタルスクール 東京看護国試ゼミナール 解剖生理学スクール


今日もかなり暑いです。医療スクール塾長の岡田です。

夏期講習は、各スクールにて熱い授業が行われています。
個別指導なので一人一人に合ったスケジュールで学習が進められます。

集団授業だと何月何日から4日間などスケジュールが合わない場合が
ありますが、個別指導だと講師との調整になりますので、
明後日の1時~3時間などといったように調整が可能です。

東京デンタルスクールでは、低学年2年生からの基礎医学の復習、
4年生のCBT対策、そして国家試験対策を行っています。

看護ゼミナールは、基礎医学の講義と看護師によるアセスメント
講義などが行われています。

解剖生理学スクールでは柔道整復師、理学療法士、カイロや
整体師など認定資格の生徒様の解剖学や生理学の講義を行っています。

最近では、カイロプラティックや整体師の方からの解剖学や、
医学知識を学びたいということで微生物学や病理学などを
学べるかどうかのご質問をいただきますが、対応可能です。

家庭教師では、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城を中心に、
東京都足立区の西新井にある校舎では塾長の講義を行っています。

資料請求などお気軽にお問い合わせください!

医療スクールお問合せと、学生の種類(歯学生、看護学生、カイロなど)
お伝えいただきますとスムーズです。

メディカルスクール事務局

03-5647-6501
(AM10:00-PM10:00 年中無休)

2012年7月30日月曜日

看護 定期試験 消化器


看護消化器 東京看護国試ゼミナール

東京デンタルスクール 解剖生理学スクール

今回は消化器のメモを公開です。
東京看護国試ゼミナールでは基礎医学から看護師による
アセスメントまで行っています。

<口腔周囲・食道>

唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)

食道の長さ25cm

食道の生理的狭窄部(食道入口、左主気管支交叉部、食道裂孔部)



<胃>

入口:噴門、出口:幽門

主細胞→ペプシノーゲン

壁細胞→塩酸

G細胞→ガストリン(幽門部)



<小腸>

十二指腸・空腸・回腸

小腸:パネート細胞(好酸性顆粒)



<大腸>

上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸

上腸間膜動脈、下腸間膜動脈



<消化酵素>



<腸内細菌>

腸内細菌→ビタミンKを合成するものもいる!



<排便>

内肛門括約筋→平滑筋

外肛門括約筋→横紋筋



<便秘>

ライフスタイルと繊維質



<下痢>

消化不良、アレルギー、感染、クローン病、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群、腫瘍など



<下血・血便>

下血→上部消化管 黒色

血便→下部消化管



<吐血>

食道静脈瘤→S-B(ゼングスターケンブレークモア)チューブ

胃洗浄→生理食塩水

対応→ショック予防、窒息、止血。バイタルが重要



<悪心・嘔吐>

延髄の嘔吐中枢

原因:脳圧亢進(腫瘍・出血)、薬物、妊娠中毒、消化器疾患、乗り物酔いなど

マロリーワイス症候群



<腹痛>

食後→胃潰瘍

食前・空腹→十二指腸潰瘍

脂っこいものを食べた後の痛み→胆道系疾患を疑う



<食道がん>

95%が扁平上皮癌

原因:不明(アルコール、喫煙、食事、バレット食道(円柱上皮)、アカラシアなど

疫学:60歳以上の男性

リンパ行性転移が多い(肺転移など)→予後不良

放射線感受性高いものが多い

症状:初期(しみる、前胸部痛)、嚥下障害、嗄声

検査:造営、ルゴール染色(正常組織は染まる)、生検

治療:併用した治療

看護:全身状態、呼吸、IVH、喀痰、禁煙、術後2、3日は唾液は出す(嚥下させない)

術後は胸腔ドレーン、ネブライザー、後出血注意、縫合不全注意など



<食道静脈瘤>

肝硬変などが原因

症状:大量出血、ショック、肝不全、検査:造影、内視鏡

治療:EIS(内視鏡的硬化薬注入療法)、救命処置、内視鏡手術、S-Bチューブ

看護:刺激少ない食事、安静、排便コントロール、バイタル、バルーンの調整など

<アカラシア>

疫学:食道がんより若年

嚥下障害(冷たいもの、ストレスで憎悪)

一般的に予後良好だが、栄養障害や誤嚥による感染などで予後不良、

栄養状態を良好に保つことが重要



<ヘルニア>

・食道裂孔ヘルニア

肥満者、高齢者などに多い

食後に嚥下困難、胸やけ、心窩部痛など

食事は少量ずつわけて、すぐ横にならないようにする

・鼠径ヘルニア

乳幼児、壮年期以降の男性

ときに手術が行われ、腹圧の上昇を避けるようにする



<消化性潰瘍>

ヘリコバクターピロリ菌

十二指腸潰瘍→20~40代

胃潰瘍→40~60代

症状:嘔吐、心窩部痛、消化管出血

筋性防御、ブルンベルグ兆候、三日月状のガス→緊急手術

検査:造影でニッシェ(組織欠損部にバリウムがたまる)

治療:安静、禁煙、食事、薬物、外科など

穿孔後8時間をこえると死亡率が著しく増加する

看護:ストレスを避ける、栄養指導(刺激物を避ける)、バイタルなど観察



<胃がん>

90%以上が腺癌

疫学:50~60代 男性

ボールマン分類

シュニッツラー転移:ダグラス窩への転移

クルッケンベルグ腫瘍:ラン相転移

ウィルヒョウ転移:左鎖骨上窩転移

血行性転移:肝臓が多い

症状:無症状、もたれ、心窩部痛、膨満感など

次ページ

続き 胃がん

検査:造影、内視鏡

治療:基本的に外科、内視鏡下の手術、

再建方法:ビルロートⅠ法、ビルロートⅡ法、ルーY

看護:消化の良い高カロリー食、術後の腹式呼吸、縫合不全に注意、

胃チューブ(自己抜去しないように指導、チューブの位置)

術後の膨満感:腸蠕動運動亢進薬、腹部罨法、浣腸

チューブ抜去:腸蠕動音の回復、発熱、縫合不全がないことを注意

食後30分~1時間はファウラー位

縫合不全に注意→3日目以降(発熱、頻脈、ドレーンの異臭など)



<ダンピング症候群>

早期ダンピング症候群:食後20分~30分。発汗、頻脈、悪心など

晩期ダンピング症候群:食後2~3時間、発汗、倦怠感など

食事回数を増やして1回の量を減らす



<クローン病>

原因不明、10~20歳代の若年層に多い

症状:下腹部痛、下痢など

治療:栄養療法、薬物療法、在宅経腸栄養療法(HEEH

看護:合併症の痔、膿瘍をチェック、医療費補助の申請など



<潰瘍性大腸炎>

原因不明、若年成人、10年以上続くと大腸がんが好発

症状:下痢、血便、発熱、貧血など

合併症:中毒性巨大結腸症など

検査:造影、内視鏡など

治療:内科と外科、重症でステロイド

看護:食事(乳製品は禁忌)、ストレスに注意、下血・下痢が激しい時は絶食



<薬剤性大腸炎>

偽膜性大腸炎、出血性大腸炎、MRSA腸炎







次ページ 大腸がん



<大腸がん>

95%以上が腺癌

日本では直腸癌が多い(続いてS状結腸)

60歳代にピーク

近年増加傾向(食習慣の欧米化)、転移は肝臓が多い

症状:血便、腹痛、腹部腫瘤

検査:免疫学的便潜血反応、直腸造影(apple core sign)、確定は生検

マーカー:CEA,CA19-9

治療:手術、再建

看護:検査前は腸内容物を減らす、縫合不全の予防、ストーマの説明

術後:感染予防が重要、イレウスに注意



<ストーマ>

本人が見ることができるセルフケアしやすい位置

皮膚のくぼみ、瘢痕、上前腸骨陵を避ける位置

腹直筋を貫く位置

腹部脂肪層の頂点

臍より低い位置



<大腸ポリープ>

腫瘍性と非腫瘍性



<虫垂炎>

症状:妊婦や老人では典型的な所見が出ないことがあるので注意が必要

腹痛、悪心、嘔吐、便秘、初期は心窩部痛、やがて右下腹部痛

検査:八卦球増加

マックバーネ点、ランツ点、クーメル点

術前:下剤・浣腸は原則禁忌

術後は流動食をはじめて普通食に戻す

腹壁瘢痕ヘルニアになりやすいので術後1ヶ月は激しい運動はしない









次ページ 急性腹膜炎

<急性腹膜炎>

腸管穿孔や、機械的刺激などにより発症した腹膜炎。急性腹症

重症ではショック、DIC、多臓器不全を引き起こす

症状:腹痛、発熱、腹膜刺激症状(筋性防御、ブルンベルグ兆候)

検査:血液検査(炎症反応)、エックス線検査、エコー,CT

治療:抗生物質、輸液、ドレナージ、手術



<痔核>

誘因:妊娠、立ち作業、便秘など

症状:出血、出血が長期で貧血、疼痛

治療:硬化両方、手術、内痔核の手術(ミリガン・モルガン法)

看護:術前は下剤や浣腸、術後疼痛がある場合にはシムス位、

刺激の少ない食事、規則的な排便、術後早期から肛門の清潔(座浴)



<イレウス>

機械的イレウス(閉塞・絞扼)と機能的イレウス(麻痺・痙攣)

機械的イレウス→腸雑音の亢進、金属音、蠕動不穏

麻痺性イレウス→超雑音の焼失

検査:腹部単純X線(腸管ガス像、鏡面像形成(ニボー)

イレウスの合併症→脱水・電解質異常と敗血症→ショック

絞扼性イレウスの場合には緊急手術の適用となる。

看護:安静、電解質の補正、体位、腸運動の確認

痙攣性イレウスに腹部マッサージは禁忌


<過敏性腸症候群>

ストレス、腹痛を伴う便秘と下痢

精神的な治療と薬物療法、生活指導



東京看護国試ゼミナール 看護学生の定期試験・国家試験対策
東京デンタルスクール 歯学生の定期試験・CBT・国家試験対策
解剖生理学スクール 柔道整復師、理学療法士などの医系学生、整体師、カイロなど


定期試験前など1か月間だけの受講も可能です。
東京・埼玉・千葉・神奈川・茨城

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歯科医師用フォームですが看護、解剖生理学もこちらからご応募できます。
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2012年7月29日日曜日

エボラ出血熱 14人死亡・死者

エボラ出血熱 14人死亡(ウガンダ)

東京看護国試ゼミナール 東京デンタルスクール 解剖生理学スクール

今日、ヤフートップニュースを見ていたらこのような記事が!

世界保健機関(WHO)は28日、東アフリカのウガンダ西部キバレ地区で
7月初旬にエボラ出血熱が発生し、これまでに20人が発症、
うち14人が死亡したと発表した。
WHO当局者によると、ウガンダ保健省と
米疾病対策センター(CDC)の要員から成る対策チームが現場に派遣された。
(カンパラAFP=時事 一部引用 ヤフーニュース)


エボラ出血熱は医療者は皆知っている知名度が高い感染症です。
知名度が高いといっても現在のところアフリカ中央部などで発生して
いる状況で、映画などで感染症のアウトブレイクの題材などにもなっています。

エボラウイルスは、フィロウイルス科のウイルス感染症です。

出血熱として有名なマールブルグ、ラッサ熱、クリミア・コンゴなどとともに
危険なウイルスでバイオハザードレベル4(最高レベルの危険度です)

参考までに日本の感染症研究所はレベル3で機能しています。
(レベル4が最も危険な微生物で、感染研究所はレベル4の
施設機能を有していますが、地域住民などとの関係で3で機能している状況です)

今回発生したウガンダなどアフリカ中央部で過去にも発症が確認されており、
感染の経路は血液、唾液、排泄物です。

死亡率はウイルスの型などにもよりますが25%~90%です。
感染後、2日~21日で発症し、発熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐、下痢など
がみられ、その後様々な全身の部位から出血し、死に至る可能性があります。

治療法は原因療法としてはありませんので対症療法のみとなります。

エボラ出血熱が発生した際には現地に立ち入らないということが
世界中の旅行者などに通達されています。

今回発生したウガンダはテレビなどでも募金先として紹介される
ことが多いので聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

1995年の調査では、昆虫、ネズミ、サルなど5万匹以上の生物
が検査されましたが未だにウイルスや抗体などはみつかっておらず
宿主や、ヒトへの感染経路は不明です。

ただ、コウモリがウイルスに感染しても発症しなかったことから
何らかの関係があるのではないかと言われています。

今回、ウガンダに派遣されたCDC(アメリカ疾病対策センター)は
世界中の微生物に対してトップレベルの調査・研究能力がある機関で、
日本などもこのCDCのガイドラインに沿って感染対策が行われています。

今回、CDCが派遣されたことにより、ウイルスの調査が行われ、
宿主などが判明する可能性も秘めているのかもしれません。

ジャングルなどで危険な微生物が発見された場合にもCDCが
派遣され、その調査や対策などが行われています。

今回、エボラ出血熱に対して新しい発見があり、今後の
予防や治療に生かせられることを願います。


医系学生の方はこのような一つ一つの記事に対して国家試験、定期試験、
臨床で役立つ可能性のある知識の勉強も進めましょう!

今回は公衆衛生です。

WHO(世界保健機関)
国際連合に属する保健衛生の専門機関。
日本は西太平洋地域に属する。
国際疾病分類(ICD)の作成。
エイズ対策、予防、診断、疫学などを行っている。

ODA(政府開発援助)
2国間経済協力

JICA(国際協力機構)
2国間技術協力

NGO (非政府機関)
非営利団体による活動

ILO(国際労働機関)
労働者の健康保護、労働安全衛生、条件の国際基準の設定。


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2012年7月28日土曜日

医学の基礎

医学の基礎

東京看護国試ゼミナール 東京デンタルスクール 解剖生理学スクール

今回は、医学の基礎のちょっとしたメモをご紹介。学生の定期テスト対策など
塾ではこのようなタイトルの部分をまずは勉強していきます!


<組織>

上皮組織、支持組織、筋組織、神経組織


<核>

二重の膜、DNA,RNA,

アデニン、チミン、グアニン、シトシン


<細胞内小器官>

ミトコンドリア、リボソーム、ゴルジ装置、リソソーム、小胞体


<ATP>

解糖系、クエン酸回路、水素伝達系



<胚葉>

外胚葉→表皮、神経など

中胚葉→筋肉、腎臓など

内胚葉→肺、消化器系(肝臓なども)


<上皮の種類> 重要なものを覚えよう!

単層扁平上皮→肺胞上皮、血管内皮細胞

単層円柱上皮→胃腸の粘膜上皮

多列線毛上皮→気管

移行上皮→膀胱



<筋組織>

骨格筋

心筋

平滑筋


<神経組織>

神経と神経膠(グリア)細胞

グリア細胞→支持、栄養、代謝

神経の構造


<炎症>

発熱、発赤、腫脹、疼痛(ケルススの四徴)

変性

化生


<壊死>

アポトーシス→プログラムされた死

ネクローシス


<浮腫>

腎不全、うっ血性心不全、

低アルブミン血症(ネフローゼ、肝硬変、低栄養など)

毛細血管浸透圧亢進(外傷、炎症)、リンパ管閉塞など


<腫瘍>

良性腫瘍と悪性腫瘍・転移

癌腫と肉腫


<薬理>

吸収、分布、代謝、排泄

投与方法(経口、舌下、吸入、直腸、注射など)と特徴



<薬理作用>

相加作用→アドレナリンとノルアドレナリン

相乗作用→アドレナリンとコカイン



<飲み合わせなど>

テトラサイクリンとカルシウム(牛乳、チーズ)

食後に服用する!(嘔吐を予防)→レポドパ

ビタミンKとワーファリンで減弱

急激な血圧低下になる(アルコールとニトログリセリン、ペラパミル)

タナフィラキシー→エフェドリン


<薬物アレルギー>

皮膚症状、スティーブンスジョンソン症候群



<薬とプラセーボ効果>


<小児と薬>

ハルナックの式→12歳で2/3 3歳で1/3

1歳未満→フリードの式

1歳以上の小児(年齢)→アウグスバーガーの式



<妊婦と薬>

ワーファリン禁忌(胎盤を通過して胎児出血、奇形)→ヘパリンを使う

妊婦の血糖コントロール→インスリンOK(経口糖尿病薬は禁忌)

テトラサイクリン→骨障害、歯

クロラムフェニコール→グレイ症候群

アミドグリコシド→妊婦避ける

ニューキノロン→催奇性

ST合剤→親がライエル症候群



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