2012年7月29日日曜日

エボラ出血熱 14人死亡・死者

エボラ出血熱 14人死亡(ウガンダ)

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今日、ヤフートップニュースを見ていたらこのような記事が!

世界保健機関(WHO)は28日、東アフリカのウガンダ西部キバレ地区で
7月初旬にエボラ出血熱が発生し、これまでに20人が発症、
うち14人が死亡したと発表した。
WHO当局者によると、ウガンダ保健省と
米疾病対策センター(CDC)の要員から成る対策チームが現場に派遣された。
(カンパラAFP=時事 一部引用 ヤフーニュース)


エボラ出血熱は医療者は皆知っている知名度が高い感染症です。
知名度が高いといっても現在のところアフリカ中央部などで発生して
いる状況で、映画などで感染症のアウトブレイクの題材などにもなっています。

エボラウイルスは、フィロウイルス科のウイルス感染症です。

出血熱として有名なマールブルグ、ラッサ熱、クリミア・コンゴなどとともに
危険なウイルスでバイオハザードレベル4(最高レベルの危険度です)

参考までに日本の感染症研究所はレベル3で機能しています。
(レベル4が最も危険な微生物で、感染研究所はレベル4の
施設機能を有していますが、地域住民などとの関係で3で機能している状況です)

今回発生したウガンダなどアフリカ中央部で過去にも発症が確認されており、
感染の経路は血液、唾液、排泄物です。

死亡率はウイルスの型などにもよりますが25%~90%です。
感染後、2日~21日で発症し、発熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐、下痢など
がみられ、その後様々な全身の部位から出血し、死に至る可能性があります。

治療法は原因療法としてはありませんので対症療法のみとなります。

エボラ出血熱が発生した際には現地に立ち入らないということが
世界中の旅行者などに通達されています。

今回発生したウガンダはテレビなどでも募金先として紹介される
ことが多いので聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

1995年の調査では、昆虫、ネズミ、サルなど5万匹以上の生物
が検査されましたが未だにウイルスや抗体などはみつかっておらず
宿主や、ヒトへの感染経路は不明です。

ただ、コウモリがウイルスに感染しても発症しなかったことから
何らかの関係があるのではないかと言われています。

今回、ウガンダに派遣されたCDC(アメリカ疾病対策センター)は
世界中の微生物に対してトップレベルの調査・研究能力がある機関で、
日本などもこのCDCのガイドラインに沿って感染対策が行われています。

今回、CDCが派遣されたことにより、ウイルスの調査が行われ、
宿主などが判明する可能性も秘めているのかもしれません。

ジャングルなどで危険な微生物が発見された場合にもCDCが
派遣され、その調査や対策などが行われています。

今回、エボラ出血熱に対して新しい発見があり、今後の
予防や治療に生かせられることを願います。


医系学生の方はこのような一つ一つの記事に対して国家試験、定期試験、
臨床で役立つ可能性のある知識の勉強も進めましょう!

今回は公衆衛生です。

WHO(世界保健機関)
国際連合に属する保健衛生の専門機関。
日本は西太平洋地域に属する。
国際疾病分類(ICD)の作成。
エイズ対策、予防、診断、疫学などを行っている。

ODA(政府開発援助)
2国間経済協力

JICA(国際協力機構)
2国間技術協力

NGO (非政府機関)
非営利団体による活動

ILO(国際労働機関)
労働者の健康保護、労働安全衛生、条件の国際基準の設定。


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