2024年4月29日月曜日

流行性耳下腺炎 感音性難聴・ワクチン任意接種

医学生、歯科学生、医療系学生の国家試験対策のマンツーマン個別指導

東京メディカルスクール(全国オンライン個別指導、東京教室を選択)


東京メディカルスクールの岡田です。

今回の良問国試は118回医師国家試験A12(2024年)より紹介です。

■118A12 後天性の感音難聴を引き起こすウイルスはどれか。

a アデノウイルス

b Epstein-Barr<EB>ウイルス

c 単純ヘルペスウイルス

d 風疹ウイルス

e ムンプスウイルス


正答 e ムンプスウイルス

選択肢には代表的なウイルスが並び、医学の基礎的な良問問題です。

流行性耳下腺炎は「おたふくかぜ」としても有名です。

潜伏期は2~3週間程度で発症し、耳下腺(顎下腺、舌下腺)の腫脹(両側、片側)が有名です。通常1~2週間程度で軽快しますが、さまざまな合併症があり、「感音性難聴、睾丸炎、卵巣炎、膵炎、髄膜炎」などは各種国家試験で頻出です。

流行性耳下腺炎のワクチンの開発、接種経緯はさまざまニュースでも報じられています。流行性耳下腺炎は歴史上、数年ごとに流行し、MMRワクチンが導入され、患者数は減少しましたが、1993年にMMRワクチンは中止・未承認(日本)され、ワクチンのリスクなどもニュースで報じられるようになりました。現在、流行性耳下腺炎のワクチンは任意接種(2024年4/29時点)となっています。テスト頻出の内容ですのでしっかりと基本事項を覚えておきましょう。


国家試験対策は、重要な問題をしっかりと対策することが重要です。東京メディカルスクールは、全国より医療系のさまざまな講師陣が集い設立され、医師、歯科医師国家試験対策などをはじめ、すべての医療系の講師が在籍し、国家試験対策に対応し、全国の学生様より進級のご相談をいただいております。お気軽にご相談ください。


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2024年4月25日木曜日

E型肝炎、デング熱 管理栄養士国家試験2024年(令和6年) 国家試験対策講義

 管理栄養士、医師、歯科医師国家試験対策などさまざまな医療職の国家試験対策を行っているマンツーマン個別指導スクール 東京メディカルスクールです(全国オンライン個別指導、または、東京教室での受講・自習が可能です。


今回の良問国家試験は2024年(令和6年) 38回管理栄養士国家試験です。

■午前42

感染症に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

⑴ 不顕性感染は、病原性の低い病原体による感染をいう。 

⑵ E 型肝炎は、イノシシ肉の生食で起こる。 

⑶ デング熱は、新興感染症である。 

⑷ オウム病の病原体は、リケッチアである。

 ⑸ 梅毒の病原体は、クラミジアである。

正答(2) E 型肝炎は、イノシシ肉の生食で起こる。 


解説

今回は管理栄養士国家試験よりご紹介です。

不顕性感染」は微生物の感染を受けたにもかかわらず症状を発症していない状態で定義が異なります。今回の正答であるE型肝炎は4類感染症で、野生のイノシシ肉やシカなどの生食によって起こることがあり注意が必要です。

蚊が媒介するデング熱は名前がカタカナ表記であることなどから新興感染症と間違えてしまう学生さんも多いですが1780年代のフィラデルフィア(アメリカ)での流行をはじめ、歴史は古く、再興感染症です。

オウム病を引き起こす病原体はクラミジアで、梅毒の病原体は細菌であるTreponema pallidumです。

テスト頻出の微生物を中心にしっかり覚えておきましょう!


管理栄養士国家試験、医師国家試験対策、歯科医師国家試験、

薬剤師国家試験対策、その他医療職国家試験対策に対応

国家試験対策は、重要な問題をしっかりと対策することが重要です。東京メディカルスクールは、全国より医療系の講師陣が集い設立され、すべての医療系の国家試験対策の全国の学生様より進級のご相談をいただいております。お気軽にご相談ください。


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2024年4月24日水曜日

5類感染症 国家試験対策講義

 医師、歯科医師、あん摩マッサージ指圧師をはじめ、さまざまな国家試験対策のマンツーマン個別指導スクール 東京メディカルスクールです。当スクールは全国のオンラインによるマンツーマン個別指導または、東京教室(JR秋葉原駅)徒歩2分の教室での受講を選択いただけます。


今回は2024年(令和6年)あん摩マッサージ指圧師国家試験

【午前 問題7】で勉強していきましょう!

感染症法における5類感染症の特徴として最も適切なのはどれか。

1.致死率が高く危険な疾病 

2.特定の職業への就業で集団発生を起こす疾患 

3.動物、飲食物を介して感染する疾患 

4.発生動向を把握すべき疾患 

正答4. 発生動向を把握すべき疾患


感染症法は国家試験対策では頻出の内容で、

1類感染症はエボラ出血熱、ペスト、マールブルグをはじめ、かなり致死率の高い疾患が並んでおり、2類感染症といえば、結核やジフテリア、急性灰白髄炎(ポリオ)など3類感染症はコレラなど4類感染症はマラリアやA,E型肝炎5類感染症はB,C型肝炎、インフルエンザをはじめ、日常よく耳にする疾患も多くなってきます。5類感染症は、性病であるHIV、梅毒なども含まれ、5類感染症であっても発生動向を把握すべき疾患になっています。


国家試験対策は、重要な問題をしっかりと対策することがまずはたいせつです。東京メディカルスクールは、全国より医療系の講師陣が集い設立され、すべての医療系の国家試験対策の全国の学生様より進級のご相談をいただいております。お気軽にご相談ください。


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2024年4月1日月曜日

日本大学 客員教授 就任のご挨拶

 日本大学 客員教授 就任のご挨拶


令和6年4月。このたび日本大学の客員教授を拝命の機会を頂きました。日本大学は、山田顕義氏をはじめとする学者により設立されました日本法律学校(明治22年)を前身とし、その後明治36年に日本大学と改称されました。創立から今日まで、日本大学は130年以上にわたり、数々の卒業生を輩出し、日本の教育の礎として歩み続けてきました。


私は、日本大学第一高等学校、日本大学松戸歯学部、日本大学大学院と歩ませていただき、歯学・医学教育に情熱を注いでまいりました。歯学・医学は基礎研究から臨床など日々飛躍的な発展を遂げています。口腔の健康が免疫反応に及ぼす影響や、全身の健康との関連性や微生物などの全身への影響についての研究が進む中で、ますます歯学、医学、獣医学など医学教育の垣根を越えた研究、教育の高まりの重要性を感じております。


学生時代、日本解剖学会にて「メリテリウム(Moeritherium)臼歯の組織構造(2006)」に関する発表を行った経験は、私にとって貴重な思い出になり、この時に感じた好奇心と学問の広がりを、今後の学生たちにも共有したいと思っております。学生時代に先生方から学ばせて頂いたように、次世代の学生たちにも夢と興味、学問の楽しさを伝えていきたいと存じます。


また、この貴重な機会を通じて、自らの歯学・医学知識の日々の研鑽はもちろんのこと、日本や世界で活躍する学生たちと共に健康に関するさまざまな歯学・医学教育や課題に取り組んでまいりたいと思っております。


このような機会をいただくことができるのも、多くの先生方や両親、そして多くのご縁に恵まれた皆様のおかげです。心より皆様に御礼と感謝申し上げます。


令和6年 4月1日

岡田優一郎


In April 2024, I have been honored with the opportunity to serve as a visiting professor at Nihon University. Nihon University traces its origins back to the establishment of the Japan Law School by scholars such as Akiyoshi Yamada in the year 1889, later renamed Nihon University in 1903. For over 130 years since its founding, Nihon University has continued to produce numerous graduates and has remained a cornerstone of education in Japan.


I have had the privilege of journeying through Nihon University Daiichi Senior High School, Nihon University School of Dentistry at Matsudo, and Nihon University Graduate School, dedicating myself to the field of dental and medical education. Dentistry and medicine have been experiencing rapid advancements from fundamental research to clinical applications. As research progresses on the impact of oral health on immune responses, the correlation with overall health, and the effects of microorganisms on the body, I increasingly recognize the importance of transcending disciplinary boundaries in medical education and fostering collaborative research and education among dentistry, medicine, veterinary medicine, and other related fields.


During my student years, I had the valuable experience of presenting on the topic of “Tissue Structure of Moeritherium Molar Teeth (2006)” at the Japanese Association of Anatomists, which became a cherished memory for me. The curiosity and expansion of knowledge I felt during that time are something I wish to share with future students. Just as I learned from my professors during my student days, I aspire to pass on the dreams, interests, and joys of academia to the next generation of students.


Furthermore, through this invaluable opportunity, I aspire not only to continue honing my knowledge in dentistry and medicine but also to collaborate with students who are actively engaged in addressing various challenges and educational aspects related to health, both in Japan and worldwide.


I am deeply grateful for the chance to embark on such endeavors, which has been made possible through the support and encouragement of numerous teachers, parents, and the many connections I have been fortunate to have. I extend my heartfelt appreciation and gratitude to all.


April 1st, 2024

Yuichiro Okada