2012年5月28日月曜日

風邪薬 副作用死 スティーブンスジョンソン症候群(SJS)


今日、ニュースを見ていたら風邪薬の副作用死のSJSの話題が出ていました。

スティーブンスジョンション症候群
  Stevens Johnson 症候群


ニュース概要
風邪薬などの副作用で起きる皮膚疾患「スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)
と、その症状が悪化した中毒性表皮壊死症で、
今年1月までの2年半に全国で131人が死亡したことが厚生労働省のまとめで分かった。
SJSは10年以上前に問題化。厚労省は10年9月、製薬業界に対し、
一部医薬品の添付文書に副作用として追記するよう求めたが、
発症メカニズムは未解明で依然として被害は深刻なままだ。
同省は「初期症状が疑われたら、早期に受診を」と改めて注意を呼び掛けている。
(ヤフーニュース 一部 引用)


スティーブンスジョンソン症候群は医師・歯科医師国家試験を
含め、医療関係者が覚えておくべき症候群です。

薬剤などによるアレルギー反応と考えられていて、
発症頻度はかなり低いですが、経過によっては重症になります。

症状は眼、口唇、会陰部などにびらん形成が起こり、
多形滲出性紅斑様の皮疹が四肢に急速に出現します。

治療は原因の除去と、ステロイド全身投与と言われていますが、
ステロイド治療の意義などに関しては様々な意見もあるようです
(以下 メルクマニュアル参照)

メルクマニュアル Stevens-Johnson 症候群(SJS)
http://merckmanual.jp/mmhe2j/sec18/ch203/ch203e.html
(治療などメルクマニュアル 一部引用・改変)


薬剤などによってアレルギーや副作用の可能性は常につきまといます。
問診によって薬剤アレルギーなどチェックを十分に行っても
様々な複合的な原因によってショック状態が引き起こされる可能性もあります。
(厳密にショックではありませんが、
身近なものとして神経性の迷走神経反射過換気症候群もあります)

最近の医学学会では医師、歯科医師、看護師、臨床検査技師さんなど
様々なパラメディカルの皆さんが参加できるようになってきました。
また、市民講座など一般の方々へのセミナーも数多く行われています。

また、医療ではないですが、整体師・カイロプラティック・エステ・アロマ
など様々な人体に関する知識が必要な職種も増えてきております。


解剖生理学スクールは、歯科医師、看護師、柔道整復師、
あん摩マッサージ師などの医療職だけではなく、
民間資格の整体師、カイロプラティックの皆さんなどに受講いただけます。

解剖生理学スクール 基礎医学の家庭教師・予備校
http://medico-school.com/anatomy/


また、個人だけでなく法人様の解剖学や生理学、
基礎医学の急な講師の不足などでも出張講義の
対応もできますのでご連絡ください
例)整体学校での基礎解剖学 ベーシック
1日セミナーを行ってほしいなど

メディカルスクール 事務局
お気軽にお問い合わせください

03-5647-6501
(AM10:00~PM10:00 年中無休)