2016年1月23日土曜日

クラウン・ブリッジ 歯科理工学


歯学部1年~6年生の定期試験対策、
CBT、国家試験対策を行う東京デンタルスクール 岡田です。

今回もしっかりと勉強していきましょう。


1.陶材焼付用金合金で、陶材との結合性を高めるのはどれか。1つ選べ。(理工学)
a.Au
b.Pd
c.Cu
d.In
e.Pt


解答:d


解説:歯科理工学から、金属に関する出題です。金属をはじめ、
理工学の内容は保存・補綴教科にもつながる重要なポイントです。
陶材焼付合金の特徴として、求められるのは以下のようなものです。


・陶材焼成温度より高い融点
・陶材とほぼ同じ熱膨張係数

・陶材との高い結合性(=酸化膜を有する)

なので、一般的な金銀パラジウム合金やタイプI~IV金合金
でおなじみのCuはこの合金には入っていません。融点低下の原因となるためです。
含まれる主な元素とその役割を示します。


Au:主成分
Pt:強化・熱膨張係数の低下
Pd:強化
Sn・In:陶材との結合性増加(酸化膜を形成するため)



次いきましょう!!


2.骨膜剥離子を用いるのはどれか。1つ選べ。(歯周)


a.GTR法
b.新付着術
c.歯肉切除術
d.結合組織移植術
e.口腔前庭拡張術


解答:a

解説:歯周病学から歯周外科についての出題です。
ここは進級試験や国家試験で頻出の分野のひとつです。
骨膜剥離子を用いるときはいつか?簡単に言えば、
「骨を露出させる外科処置を行うとき」です。
つまり、言い方を変えれば、「粘膜骨膜弁を用いる外科手術はどれか?」
ということになります。



粘膜骨膜弁を用いるのは
・フラップ手術
・GTR法
・エナメルマトリックスタンパク となります。


ちなみに、残りの選択肢ですが、

b、c:剥離を行わない
d、e:粘膜弁なので骨膜は骨に温存されます。(=使用しない)
d、eに限らず、いわゆる歯肉歯槽粘膜形成術は骨膜弁を形成することはありません。



3.地域包括支援センターの根拠法はどれか。1つ選べ。(衛生)


a.医療法
b.地域保健法
c.介護保険法
d.健康増進法
e.高齢者の医療の確保に関する法律

解答:c
解説:衛生の関連法規の問題です。
ここは苦手としている生徒さんが多い部分です。
ただ、進級試験・卒業試験、国家試験の必修などで狙われる部分でもあり、
衛生という教科自体が問題数も多く、試験の合否に
大きくかかわってくる部分です。


衛生を制するものは試験を制す」と言っても過言ではないでしょう。

地域包括支援センターは、在宅介護支援センターの運営法人や、
市町村によって運営されます。


基本機能としては、


・共通的支援基盤(サービスネットワーク)の構築
・総合相談支援・権利擁護(高齢者の権利擁護、相談窓口)
・包括的・継続的ケアマネジメント支援
・介護予防マネジメント 



 があります。

ちなみにもうひとつ。地域保健法と答えた方!地域保健法は、

一言で言えば
「保健所と市町村保健センターのための法律」です。
「地域」とついているからといって選ぶことのないようにしましょう!

いかがでしたでしょうか?
東京デンタルスクールでは、大学1年~国浪生
までの定期試験・CBT・国家試験対策を家庭教師・
個別指導の両方のかたちで行っています。
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東京デンタルスクール

執筆:
教務主任 岩脇講師
東京歯科大学 卒業・歯科医師
血脇賞 受賞


塾長 岡田優一郎
日本大学松戸歯学部卒業・歯科医師
学部長賞 受賞



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