2016年3月5日土曜日

薬理学 進級・歯科医師国家試験対策と薬剤師国家試験過去問題




薬理学 進級・卒業試験対策と薬剤師国家試験対策過去問題

歯学部・薬学部1年~6年生の定期試験、CBT、歯科医師国家試験対策の
マンツーマン個別指導 東京メディカルスクール 代表の岡田です。


東京メディカルスクール
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今回は歯学部・薬学部の定期試験や卒業試験、歯科医師国家試験に関係する
内容をご紹介していきます。

国家試験は難関化が進み、医科・薬科領域への
拡大が急速に進められています。

今回は、歯学部・薬学部の1年生から6年生の定期試験・卒業試験・国家試験
の個別指導を行う東京メディカルスクールが薬剤師国家試験の中から
歯科領域で扱われる薬を少し歯学部の学生にとっては細かい内容までご紹介していきます。


リドカイン
局所麻酔薬や抗不整脈薬として用いられるリドカインは
電位依存性Naチャネルが作用点であり、心室細動の発生を抑制する。


トラネキサム酸
トラネキサム酸はプラスミンのリシン結合部位に結合し、
プラスミンによるフィブリンの分解を阻害する。

ジメルカプロール
重金属治療薬であるジメルカプロールは分子内に2つの
SH基を持ち、ヒ素や水銀などの貴金属とキレートを形成し、
排泄を促進する。

ゲフィチニブ
抗悪性腫瘍薬であるゲフィチニブの重篤な副作用として
間質性肺炎がある。

アレンドロン酸
骨粗しょう薬の治療薬であるアレンドロン酸は骨組織中の
破骨細胞に取り込まれ、骨吸収を抑制する。

フェニレフリン
フェニレフリンはアドレナリンのα1受容体を刺激し、
アドレナリンよりも持続的に血圧を情報させる。

アムホテリシンB
抗真菌薬のアムホテリシンBは真菌の細胞膜の
エルゴステロールに結合し、細胞膜を傷害する。

亜酸化窒素
亜酸化窒素は最小肺胞濃度(MAC)が大きく、酸素欠乏症を起こしやすい。

小柴胡湯(ショウサイコトウ)
インターフェロンとの併用で間質性肺炎の発生頻度が高まる。

パクリタキセル
抗腫瘍薬のパクリタキセルはセイヨウイチイに含まれる関連化合物
から誘導して得られ、微小管の安定化を引き起こし、有糸分裂を阻害する。

リファンピシン
抗結核の治療薬であるリファンピシンはDNA依存性RNAポリメラーゼを
阻害し、RNA合成を抑制する。

トラスツズマブ
トラスツズマブは、HER2が過剰発現している転移性乳癌に用いられる。

メトトレキサート
抗腫瘍薬であるメトトレキサートはジヒドロ葉酸還元酵素を
阻害し、テトラヒドロ葉酸を枯渇させ、DNA合成を抑制する。

カプトプリル
カプトプリルはアンギオテンシン変換酵素阻害作用を持ち、
副作用として空咳を誘発しやすい。


カルバマゼピン
カルバマゼピンはNaチャネルに対する抑制作用を有する。

エタノール
エタノールは身体的依存及び、精神的依存を生じる。

アシクロビル
プロドラッグはバラシクロビル。
アシクロビルは細胞内でアシクロビル三リン酸となり、
ウイルスのDNAポリメラーゼを阻害する。

プロプラノノール
β1、β2遮断薬であるプロプラノノールは交感神経緊張に
よる不整脈で有効であるが、気管支喘息患者では気管支狭窄を起こすことがある。

ニトログリセリン
狭心症に対して用いられるニトログリセリンはNOを遊離して可溶性
グアニル酸シクラーゼを活性化し、血管を拡張する。
また、静脈還流量を減少させ、心臓に対する前負荷を軽減する。

アトロピン
アトロピンは副交感神経遮断薬で唾液分泌抑制効果がある。
アトロピンは毒薬に分類されている。

アスピリン
アスピリン(アセチルサリチル酸)はCOX阻害による鎮痛薬です。
プロスタグランジンを抑制することから消化性潰瘍の副作用に注意が必要で、
インフルエンザや水痘に感染している小児に投与された場合、
ライ(Reye)症候群が引き起こされる場合があります。

グリベンクラミド
糖尿病治療薬であるグリベンクラミドはスルホニル尿素受容体と
結合し、インスリン分泌を促進する。
糖尿病の妊婦、重症感染症を合併した糖尿病には投与禁忌。

プレドニゾロン
プレドニゾロンは高血糖の患者の症状を悪化させる可能性がある。

エナラプリル
エナラプリルはアンギオテンシンⅠからアンギオテンシンⅡへの
変換酵素を阻害し、心臓の後負荷を軽減させる。

アミオダロン
抗不整脈薬であるアミオダロンはK+チャネルを遮断し、
他の不整脈薬が使用できないか無効の場合に用いられる。

エフェドリン
エフェドリンはβ受容体刺激作用及び交感神経節後線維終末からの
ノルアドレナリン遊離促進作用を示す。
マオウは種々の漢方薬に配合されているがエフェドリンなどの
アルカロイドが含有されており、キサンチン系製剤などとの併用で
不眠、発汗過多、動悸、神経興奮などが現れやすくなる。


インスリン
インスリンはチロシンキナーゼを内蔵するインスリン受容体に結合し、
細胞内へのグルコースの取り込みを亢進する。


ボグリボース
ボグリボースはαグルコシダーゼを阻害し、食後の高血糖を改善する。
服用により腹部膨満や、放屁が増加する。


アロプリノール
痛風の治療に用いられるアロプリノールはキサンチン酸化酵素による
キサンチンから尿酸への酸化反応を競合的に拮抗し、血清尿酸を低下させる。

ジゴキシン
ジゴキシンは強心配糖体で、Na-K+ATPase阻害の作用機序です。
治療域が狭いのでTDM(治療薬物モニタリング)が行われます。

イリノテカン
抗腫瘍薬であるイリノテカンはDNAトポイソメラーゼⅠ
阻害して抗悪性腫瘍作用を示す。
また、副作用に骨髄抑制と高度な下痢が存在する。

モルヒネ
モルヒネはオピオイド受容体の鎮痛効果がある薬です。
チロシン由来のアルカロイドで癌の治療で用いる場合、
適切な投与量であれば依存性は臨床上問題になりません。


東京デンタルスクールは口コミにより関東全歯科大学の学生様
だけでなく、全国よりご来校を頂いております。
今回は歯学部の定期試験や卒業試験などで出題される内容を
少しハイレベルな内容で過去の薬剤師国家試験を参考に
ご紹介してきました。現役生は一つでも多くのことに興味を
持ち、勉強をすることが合格への近道です。


頑張っていきましょう!


東京デンタルスクール 塾長
岡田 優一郎
日本大学松戸歯学部卒業 歯科医師
学部長賞 受賞




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