2016年4月2日土曜日

解剖学 1:1のマンツーマン個別指導


解剖学

プロ講師による1:1のマンツーマン個別指導

医歯薬大学生、PT・OT・ST、柔整。看護などの解剖学の
マンツーマン個別指導 東京メディカルスクール塾長の岡田です。
教室はJR山手線「秋葉原」駅徒歩2分 ヨドバシカメラ前の好立地
全国よりご来校を頂いております。家庭教師は全国対応。



東京メディカルスクール主任の岩脇 清一です。 
さっそく始めましょう!!

1.消化器系に属するのはどれか。1つ選べ。
a.口 腔
b.気 管
c.胸 腺
d.腎 臓

解答:a
解説:解剖学より臓器の分類の問題です。
消化器系:口腔・食道・胃・小腸・大腸(いわゆる消化管)、肝臓、胆嚢、膵臓。
呼吸器系:気管、気管支、肺
泌尿器系:腎臓・尿管・膀胱
リンパ系:胸腺・扁桃・脾臓

臓器の分類も覚えておきましょう!!



2.分葉核を持つのはどれか。1つ選べ。
a.好中球
b.好酸球
c.好塩基球
d.リンパ球

解答:a
解説:血球についての出題です。
血液の成分に関しては試験で頻出です。しっかりと知識を深めましょう。
今回は白血球を聞きました。
白血球は大きく分けて顆粒球・リンパ球・単球に分類できます。
顆粒球はさらに好中球、好酸球、好塩基球に分類できます。
~それぞれの特徴~
好中球
・最も数が多い
・貪食能をもつ(膿=異物+それを貪食した好中球の死骸)
・直径10~12μm
・顆粒球の半分を占める、核は分葉核
好酸球
・普通染色では橙黄色に染まる
・アレルギー反応の制御を行う(ヒスタミンの不活性化)
・I型アレルギーで増加
好塩基球
・普通染色で暗紫色に染まる
・顆粒中のヒスタミンによりアナフィラキシーショックなどを引き起こす(=I型アレルギーの原因)
リンパ球
・Tリンパ球:胸腺で分化→ヘルパーT細胞(免疫の指令)、キラーT細胞(細胞を破壊)、細胞性免疫
・Bリンパ球:骨髄で分化→形質細胞(車軸状核)となり、抗体を産生
・NK細胞:傷害された細胞を破壊
単球
・ソラマメ状の核
・抗原提示能をもつ
・いる組織により呼称が異なる(組織内:マクロファージ、上皮内;Langerhans細胞、肝臓:Kupffer細胞)

血液の成分については、ここでしっかり基礎を固めましょう!


3.活動電位が発生するさいに細胞内に流入するのはどれか。1つ選べ。
a.K+
b.Cl-
c.Na+
d.Mg2+

解答:c

解説:生理より、活動電位について聞きました。
~正しい活動電位の起こり方~
1.刺激を受容する
2.細胞膜のイオンチャネルが開く
3.細胞内外のイオン濃度に従ってイオンの流れが生じ、脱分極となる
(細胞内に.Na+が流入)
4.脱分極電位が閾値膜電位を超えると急速な脱分極により細胞膜電位がプラスとなり活動電位が生じる
生理の重要事項です。しっかりと押さえておきましょう。


ラストは基礎医学知識の問題です。
4.毒素型の食中毒の原因菌はどれか。1つ選べ。
a.腸炎ビブリオ
b.黄色ブドウ球菌
c.病原性大腸菌
d.カンピロバクター

解答:b
解説:基礎医学の、食中毒に関する話です。
細菌性の食中毒は、大まかに分けて2種類に分かれます。
毒素型食中毒:細菌が存在しなくても、細菌が産生した毒素の存在があれば発症するもの。
黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌。

細菌型食中毒:細菌感染により発症するもの。
腸炎ビブリオ、病原性大腸菌(O157など)、カンピロバクター、サルモネラ属菌(腸チフス、パラチフス以外)
ちなみに、ウイルス性食中毒の原因として、ノロウイルス、ロタウイルスなどがあります。

食中毒は公衆衛生でよく問われるところです。マスターしておきましょう!

いかがでしたでしょうか?
解剖生理学スクールでは、看護師・理学療法士・柔道整復師
などの定期試験・国家試験対策を家庭教師・個別指導の
両方のかたちで行っています。
ぜひお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

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(メディカルスクール事務局 10:00~22:00・年中無休)


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内容に関しては、免責事項となります。
各自成書でご確認ください。

執筆
東京メディカルスクール 主任
岩脇 清一

監修
東京メディカルスクール 代表
岡田 優一郎