歯科医師国家試験対策
無料メールマガジン第22弾
こんにちは!東京デンタルスクール 教務主任の岩脇 清一です。
早いもので、4月ももう終わりです。
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定期試験・CBT・歯科医師国家試験対策無料メールマガジン、第22回目!!
さっそく始めましょう!
1.口腔乾燥を引き起こす薬物はどれか。すべて選べ。(薬理学)
aアトロピン
bフロセミド
cピロカルピン
dプロプラノロール
eジフェンヒドラミン
解答:a,b,d,e
解説:薬理学から、口腔乾燥の副作用に関する出題です。副作用のうち、
定期試験・進級試験・国家試験で特に狙われやすい分野です。しっかりと押さえましょう。
~薬物による口腔乾燥症の正しい考え方~
口腔乾燥を引き起こす薬物には、以下の3種類があります。
・自律神経のブロッカー:プロプラノロール・アテノロール・ダイベナミン・アトロピン・スコポラミン
・線分泌を抑制するもの:H1ブロッカー(ジフェンヒドラミンなど)
・水を体外へ放出するもの:ループ利尿薬(フロセミド)など
この3つに該当するもの、といいうイメージを持ってください。
ちなみに、ピロカルピンはムスカリン受容体のアゴニストで、唾液分泌促進に働きます。
口腔乾燥を引き起こす薬物は重要です。ここで知識を身につけましょう!!
次いきましょう!!
2.小児の歯の外傷について正しいのはどれか。1つ選べ。(小児)
a.女児に多い。
b.乳歯では破折より脱臼が多い。
c.乳歯では3歳ころに最も多い。
d.受傷後の電気歯髄診は信用性が高い。
e.永久歯の外傷の原因で最も多いのは転倒である。
解答:b
解説:小児から歯の外傷についての出題です。意外と狙われがちですが、
丸暗記の人も多いのではないでしょうか?
ここはしっかりとイメージを押さえましょう。
ここはしっかりとイメージを押さえましょう。
~小児の歯の外傷~
・男児に多い(よく動くから)
・乳歯では1歳、永久歯では7~8歳ころに多い
・受傷後の電気歯髄診は信頼性が低い
・乳歯の受傷の原因は転倒(まだうまく歩けない)、永久歯の受傷の原因は衝突が最も多い
・乳歯は脱臼が、永久歯は破折が多い
(乳歯は歯槽骨が未熟なので、外力に骨が負ける、
永久歯は歯槽骨が発達しているので、外力に歯が負ける)
小児の歯の外傷の特徴はしっかりと押さえておきましょう!!
3.吸入麻酔薬の導入が遅くなるのはどれか。すべて選べ。(麻酔)
a.心拍出量の増加
b. 1回換気量の増加
c.機能的残気量の増加
d.吸入麻酔ガス濃度の増加
e.血液/ガス分配係数の増加
解答:a,c,,e
解説:麻酔より吸入麻酔薬の導入についての出題です。
ここは進級試験・卒業試験、国家試験などで頻出の事項ですが、
「いまいちイメージがわかない」という声をよく聞きます。
一度理解してしまえば得点源となるので、イメージをつかみましょう。
吸入麻酔薬は、肺胞中のガス分圧と吸入しているガス分圧が
「いまいちイメージがわかない」という声をよく聞きます。
一度理解してしまえば得点源となるので、イメージをつかみましょう。
吸入麻酔薬は、肺胞中のガス分圧と吸入しているガス分圧が
等しくなった時に初めて効果を示します。
・吸入麻酔ガス濃度・1回換気量:多いほど、より多くの麻酔ガスを肺胞内に取り込めるので、導入は速くなる
・心拍出量:多いほど、肺から麻酔ガスが持ち去られ、肺胞中のガス濃度が上がらないので遅くなる
・機能的残気量:多いほど、肺胞中のガスが希釈されるので、導入は遅くなる
・血液/ガス分配係数:大きいほど、麻酔ガスが血液に移動しやすくなり、肺胞に残らないので遅くなる
・肺胞─静脈血分圧較差:大きいほど、肺胞から麻酔ガスが血液に移動するので遅くなる
吸入麻酔薬の導入についても押さえられるよう、対策を深めておきましょう!
ラスト!
4.刑法で定められているのはどれか。1つ選べ。(衛生)
a.戒告処分
b.薬剤師の守秘義務
c.医療事故の損害賠償
d.歯科医師免許の取り消し
e.歯科衛生士の守秘義務
解答:b
解説:衛生について、刑法に関する問題です。
試験頻出なので覚えておきましょう。
それぞれの選択肢の根拠は以下の通りです。
・a,d:行政処分
・c:民法
・e:歯科衛生士法
さて、守秘義務が刑法で定められているのは?
「医師・歯科医師・薬剤師」です。
法律はしっかりと押さえておきましょう!
いかがでしたでしょうか?
東京デンタルスクールでは、大学1年~国浪生までの
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ぜひお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
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各自成書でご確認ください。
執筆
東京デンタルスクール 教務主任
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監修
東京デンタルスクール 塾長
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