2016年6月17日金曜日

引越しの手続き


東京メディカルスクール 岡田です。

引越といえばいろいろ手続きがあって
煩雑イメージがありますが、

経営者にとって引越は常に身近

なものです。


例えば店舗・事務所の移転。


開業してはじめは田舎の小さい事務所から始めたが、
少しずつ都内に移動して売り上げに応じて店舗が大きくなるということがあります。


また、出展した店舗が計画段階のシミュレーションと異なり、

移転

ということもあります。



会社員でも商社などでは転勤があるのは当然で、
日本だけではなく、世界の支店が
あればさらにスケールは大きくなります。


最近では転勤や海外赴任を嫌がる人が多いと聞きます。


中には出世に大きくプラスに影響すると知っていて
数年間ニューヨークなど都市部への赴任でもなかなか
手を挙げる人が少ない場合もあるそうです。


私が大企業の会社員でニューヨークやシンガポールなど
数年間、海外赴任の話が出たら喜んで行ってしまいそうです。


経営者は自宅や事務所の短い距離の引越の場合
でも様々な手続きがあります。


さらに法人の法務局、税務署、都税事務所、労働基準局、
各種契約先、取引先、銀行、そして個人としての移転の手続き、
さらに書類の整理など多岐にわたります。


何事も慣れ


と言われるが、私もここ数年だけでも速度感のある店舗や自宅の
引越は5回以上しているが、日に日に慣れているという実感がある。


歯学部を卒業し、就職で引越する学生さんたちのために
私が実践する比較的スムーズな引越しの手続きをご紹介してみよう。


<個人としての引越>


引越し先の物件駐車場を契約

賃貸している物件と駐車場の管理会社に解約の連絡

引越しの予約・破棄する物を伝える。
(最近では引越業者は破棄することもしてくれるのでかなり楽である)

固定電話(NTT)の移転連絡 引越先の工事日を決定する。
インターネットの移転連絡

転出届・(転校届)・(児童手当など各種手続き)を出す。
(転出届の際には印鑑、年金手帳、健康保険証・印鑑カードを持参

年金廃止、健康保険廃止、印鑑証明廃止、カード返却
などを窓口で一括でやってくれる自治体もある)
マイナンバーを通知書紛失した場合には転居先で発行申請することが多い。



移転の連絡
電気の移転の連絡
水道の移転の連絡
ガスの移転の連絡(立合い
銀行の住所変更
保険の住所変更
携帯電話の住所変更
クレジットカードの住所変更
参加しているグループなどの住所変更
郵便の転送手続きの連絡


NHKや、スカパー・ケーブルテレビの連絡
(アンテナなどは立ち合いで撤去・設置が必要)



現在の住居近隣の方への挨拶
引越先の挨拶・手みやげ



(引越前日)
冷蔵庫・洗濯機の水抜き


(引越し当日)
引越業者の現金の用意
手荷物で貴重品の移動


(引越し後)
手配してあるガスやアンテナなどの立ち合い

元住居の退去の立ち合い・鍵の返却


転入届・(転入学届)・(児童手当など各種手続き)
(転入届の際にはマイナンバー・国民健康保険、
国民年金、印鑑登録を行う。
住民票や印鑑証明が必要であれば発行する。
(マイナンバー紛失の手続きを行った場合には
1か月程度で郵送されます)



運転免許証の住所変更(住民票や印鑑などを持参



自動車の登録変更車庫証明
(飼い犬の登録)



<経営者としての手続き>


自宅を引越した場合、経営者や院長は個人の引越手続きの上記に
加えて、さらに経営者として下記のような手続きがある。


住民票、印鑑証明、法人印、個人印の準備


法務局の手続き 株式会社変更登記申請書

税務署 変更手続き
都税事務所 変更手続き
(23区以外の場合には市役所)

労働基準監督署・年金事務所 変更手続き(適応事業所)

法人の銀行住所変更
融資元の住所変更

各種契約書の住所変更

取引先に住所変更依頼


また、自宅の引越の他に本店移転を行った場合には
下記の手続きが追加となる。


定款の変更

同一管轄内での移転 本店移転登記申請。議事録と取締役会書類を添付。
同一管轄外での移転 旧所在地の法務局に旧本店と新本店2件の登記申請
              議事録・取締役会書類・印鑑届出書を添付。


上記は基本的な手続きであり、
実際には、細かい手続きがある。

会社での付き合いのある方へのご連絡や
参加しているグループへの連絡などだ。


場数とは実に不思議だ


はじめは大変だっと思うことが
自然にできるようになるのである。



例えば海外旅行も同じだ。


私は過去に20都市以上海外の都市を訪れたが、
英語などはほとんど話せないが、勢いで
飛行機と宿だけを予約し、それ以外はすべて現地解決である。



初めて、海外旅行に行くときには、
ツアー旅行でもどんどん荷物が増えていってしまう。
海外慣れしている人はキャリーケースを使わなかったり、かなり小さい。


歯学部の卒業旅行で海外旅行に行く人もいるだろう。


宿に関しては予想外の現地のイベントで
現地でなかなか手配できないこともあったり、
高騰することもあるので予約をすることがおすすめである。


私自身が体験した話では、数か月前、インターネットで見たときは
想定内の家賃だったが、現地でサミットや会議があり、
すべての宿が当日5倍~10倍に跳ね上がっていた。


現金
パスポート
航空券
宿のバウチャー
(オプショナルツアー)
簡単な下着・薬


都市部の海外旅行は、端的に言えば、上記のみで十分である。


場数は様々な場面
で心の余裕となる。



私も、今後も様々な挑戦をして
様々な「場数」を踏んでみたいと思う。


執筆 東京メディカルスクール 
代表 岡田優一郎