2017年3月15日水曜日

歯学教育 顔面神経、接合上皮、CTとMRI、健康日本21 東京デンタルスクール


歯学部1年~6年生、留年生、国試浪人生
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今回は最新号のメールマガジンをご紹介です!


こんにちは!
教務主任の岩脇 清一です。 

今日も花粉に負けずに頑張りましょう。
今回も、前回同様皆さんが苦手としていそうな範囲、
後回しにしそうな範囲をあえて扱います。

1.茎乳突孔を通る神経に支配されるのはどれか。すべて選べ。(解剖学)

a 側頭筋
b 口輪筋
c 茎突咽頭筋
d オトガイ舌筋
e 顎二腹筋後腹 

解答:b,e


解説:解剖学から、筋の支配神経に関する出題です。
進級試験などで出題されやすい部分であると同時に、
高学年でも知識が要求されます。
低学年の段階で確実に修得しておきましょう。
5、6年生の皆さん!絶対に正解してください!

さて、茎乳突孔を通る神経は?「顔面神経」の運動神経線維です。
つまり、この問題では「顔面神経に支配される筋」を選択すればよいのです。

顔面神経支配の筋
・表情筋(口輪筋、頬筋、オトガイ筋、眼輪筋、口角挙筋など)
・茎突舌骨筋
・顎二腹筋後腹
・広頸筋

ちなみに、側頭筋:三叉神経(下顎神経)
     茎突咽頭筋:舌咽神経
     オトガイ舌筋:舌下神経 が支配します。

2.接合上皮(付着上皮)の特徴はどれか。1つ選べ。(組織)


a 細胞間隙が広い。
b 外縁上皮に分類される。
c 角化重層扁平上皮である。
d エナメル質とデスモゾームで結合する。
e 幅はポケット底~歯肉歯槽粘膜境の距離で表される。

解答:a

解説:組織から歯肉についての出題です。
皆さん、正しい歯肉の図が書けますか?
歯周病では必須なので、これを機に押さえましょう。

~接合上皮(付着上皮)~

・内縁上皮である
・非角化
・エナメル質とヘミデスモゾームで結合
・細胞間隙が広い(なので、その隙間を好中球が遊走できるのです。)

似たものに「付着歯肉」があります。特徴は以下の通り。
・外縁上皮である
・角化重層扁平上皮である
・幅はポケット底~歯肉歯槽粘膜境の距離で表される。

皆さん!今のうちからしっかりと理解しておきましょう。

3.CTと比較したMRIの特徴で正しいのはどれか。すべて選べ。(歯科放射線学)


a 撮影時間が長い。
b 空間分解能が高い。
c 二次元検出器を用いる。
d エックス線被曝量が少ない(ない)
e ペースメ-カー使用患者に適する。

解答:a,d

解説:放射線からCTとMRIの比較についての問題です。
特に進級試験や定期試験で狙われやすいところです。頑張って理解しましょう。


画像の形成:
CT・・エックス線 
MRI・・磁場、ラジオ波、水素イオン(38回 問4も参照。)

したがって、エックス線被曝量はMRIの方が少なくなります(被爆なし)

空間分解能(隣り合った二点を二つの点と認識できる最小距離):CTの方が優れる
組織分解能(隣り合った複数の組織を異なるものとして判別する能力):MRIの方が優れる
撮影時間:MRIの方が長い
MRIでは、心臓ペースメーカー使用患者、
脳クリップ患者(磁気を使用するため)、閉所恐怖症患者では禁忌となります。

ここは気合入れて覚えてしまいましょう。

ラストです。

4.健康日本21(第2次)の歯・口腔の健康において、
目標値が最も高いのはどれか。1つ選べ。(衛生)

a 60代で咀嚼良好者の割合
b 40歳で喪失歯のない者の割合
c 80歳で20歯以上の歯を有する者の割合
d 60歳で24歯以上の歯を有する者の割合
e 過去一年間で歯科健診を受診した者の割合

解答:a
解説:衛生学より、健康日本21(第2次)についての出題です。
進級試験などでも頻出の事項となります。
~健康日本21(第2次)の歯・口腔の健康の目標値~

80歳で20歯以上の歯を有する者の割合:50%
60代で咀嚼良好者の割合:80%
60代で歯周炎を有する者の割合:45%
60歳で24歯以上の歯を有する者の割合:70%
40代で歯周炎を有する者の割合:25%
40歳で喪失歯のない者の割合:75%
20代で歯肉炎を有する者の割合25%:
過去一年間で歯科健診を受診した者の割合:65%
12歳児の平均齲歯数が1未満である都道府県:28都道府県
3歳児でう蝕のない者が80%以上である都道府県:23都道府県

覚えたもの勝ちなので、確実に理解しましょう。

いかがでしたでしょうか?
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執筆
東京デンタルスクール 教務主任
岩脇 清一

監修
東京デンタルスクール 塾長
岡田 優一郎