2018年6月2日土曜日

臨実 ファイバーポスト 歯学教育


歯科学生1年~6年生、国試浪人生
の進級、CBT、歯科医師国家試験対策の
マンツーマン個別指導 東京デンタルスクール
代表の岡田です。

今回は臨実111回の歯科医師国家試験より
ファイバーポストの問題をご紹介していきましょう。

111回歯科医師国家試験 D-63
(画像、一部問題改変)

(問題)
直接法による私大築造を行うこことした。
ファイバーポスト試適し、ポスト切断後
診療室で最初に行うポスト表面処理はどれか。1つ選べ。

a スズ電析
b リン酸処理
c フッ化水素酸処理
d サンドブラスト処理
e シランカップリング処理

・・・

さていかがでしょうか。
ファイバーポストを試適、切断した後の
歯学生の思考回路は

サンドブラスト??リン酸??
もしかしたらシランカップリング??

というような思考迷路になっている学生様
が多くて迷われてしまった方もいらっしゃるようです。

答えはb リン酸処理です。

えー!サンドブラストでないの??
金属もジルコニアもとりあえずまずサンドブラスト!
というイメージがあるという方も多いですが、

ファイバーポスト表面のサンドブラスト処理は行わない
とされています!!

今回はそんな保険でも適応となっているファイバーポスト
について勉強していきましょう!!

ファイバーポストは様々な症例に活用されますが、
禁忌症として挙げられているのは窩縁が歯肉縁下深くまで
達している症例です!!

これは必ず覚えておきましょう!!

今回は直接法のファイバーポストについてみていきましょう!!

(1)試適
ファイバーポストは試適を行い、ダイヤモンドディスクや
ファイバーカッターで切断を行う!

(2)処理
今回出題されたのはこの部分です!
リン酸にてエッチングを行い、水洗、乾燥させて
からシラン処理を行う。
(商品により前処理が不要なものもあるが現在の
国試では上記手順が通法と考えられる)
(注意)サンドブラストは行わない!!

(3)歯質の処理、ポスト孔内面処理、
コア用レジンの築盛。支台築造。

今回の内容は「サンドブラスト」がいわゆる
学生様にとってのキーポイントとなる問題でした。

しっかり覚えていきましょう!!

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