2019年8月28日水曜日

歯周組織再生療法 リグロスFGF-2


歯学部1年生~6年生、国試浪人生の
マンツーマン個別指導 東京デンタルスクール 岡田です。

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今回のテーマは注目を浴びているリグロスのご紹介です。

歯周ポケットが4ミリ以上の場合に行われるフラップ手術。
また、エナメルマトリックスタンパク(エムドゲイン)、
GTR膜、骨移植術などの歯周組織再生療法はテスト頻出です。

リグロス FGF-2はすでに歯科医師国家試験に
出題されており、定期試験や国家試験などでも出題されています。

歯周組織再生療法はテスト頻出分野で、例えば
エナメルマトリックスタンパクはブタの歯胚由来という
点や歯根のエッチングなどが頻出です。

リグロスというのはFGF-2(塩基性線維芽細胞増殖因子)
で細胞の増殖、血管新生が注目されていました。
(テストでは通常、FGF-2と表記されるので以後はFGF-2と表記)

FGF-2はフラップ手術の時に塗布されるもので
歯周ポケット4ミリ以上(骨欠損3mm以上)の垂直性骨欠損に用いられます。

FGF-2は冷暗所では3年間は安定ですが、室温では短くなり、
薬液を調製した後には速やかに用いることが重要です。

テスト頻出では禁忌についてよく出題されます。
過敏症のある患者では言うまでもなくテスト頻出なのは
口腔内に悪性腫瘍のある患者またはその既往症患者」となっています。
FGF-2は強力な細胞の増殖、血管新生作用があるので
腫瘍細胞が存在すると、腫瘍細胞の増殖を促進してしまう可能性があるためです。

よく、学生様にはFGF-2は、歯根に行うのですか?という
質問を受けます。この解答はある意味では困難ですが、
実際には歯周組織部全体に塗布します。もし、歯根に触れる場合には
歯根面のエッチングは執筆時(2019)当時では推奨されていませんが、
もし行う場合には十分に洗浄することといわれています。

今回は、近年よく国家試験に出題されるFGF-2についての
基本的な内容をご紹介してきました。
次回もまた参考に頂ければ幸いです。

執筆)東京デンタルスクール
代表 岡田優一郎 歯科医師
日本大学松戸歯学部卒業 学部長賞受賞
帝京大学非常勤講師

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