皆さんこんにちは、東京デンタルスクールの岡田です。
今回のテーマは認知症の種類です。
歯学部の学習は医学知識の基本事項の確認。
基本に忠実に学んでください。
<重要問題>
①認知症の過半数を占める認知症は(認知症で多い種類)?
②神経変性疾患が原因の認知症を3つ挙げてください。
③その他の認知症はどのようなものがありますか?いくつか原因を挙げてください。
・・・
いかがでしょうか?早速見ていきましょう。
①認知症の数の中で約半数を占める認知症は、有名な
「アルツハイマー型認知症」です。
アルツハイマー型認知症ではアミロイドと呼ばれているタンパクの
沈着がみられることが分かっていますが、このアミロイドを
標的にした薬を開発するという研究や、アミロイドは沈着する
ことは明らかだが、上記とは異なる多方面からの研究や薬の開発も進められています。
認知症は現在、治癒させる治療する薬はありませんが、
アセチルコリンエステラーゼ阻害のドネペジルなどテスト頻出
の薬があり、合わせて覚えておきましょう。
次に、神経変性疾患による認知症、3つです。
答えは
アルツハイマー型認知症:アミロイド沈着
レビー小体型認知症:幻視、パーキンソン病のような症状
前頭側頭型認知症:人格変化
の3つです。併せて覚えるべき最重要事項を右側に紹介しました。
そして、上記以外の認知症で必ず押さえておきたい認知症が
「脳血管性認知症」です。 脳梗塞や脳出血などによって起こり、
症状は、これらが発生したときに、症状の出現、悪化が見られます。
上記に紹介させていただきました認知症以外にも
脳腫瘍、水頭症、外傷、感染(脳炎、髄膜炎)、
肝性脳症、甲状腺機能、低血糖、ビタミンB1欠乏、アルコール性
など様々な原因があります。
基本に忠実に日々少しずつ学習を進めてってください。
執筆/岡田優一郎 博士(歯学)、歯科医師