医系学生の進級、国家試験対策のマンツーマン個別指導スクール 東京メディカルスクールの岡田です。今回は血糖値と血管についてみて参りましょう。
69回臨床検査技師国家試験午前30(2023)
【血漿血糖値が高い順にならんでいるのはどれか。】
1. 静脈>動脈>毛細血管
2. 静脈>毛細血管>動脈
3. 動脈>静脈>毛細血管
4. 動脈>毛細血管>静脈
5. 毛細血管>静脈>動脈
正答 4(動脈>毛細血管>静脈)
【解説】
この問題は基本問題ですが、重要な内容です。まず、血糖値についての基本的な知識です。血糖は、私たちの体がエネルギーとして使用するための主要な糖質であり、主に食物から摂取した糖質が血流に吸収されると、血糖値として体内を巡ります。インスリンというホルモンの作用によって、血糖は体の細胞に取り込まれてエネルギーとして使用されます。
上記の選択肢から血糖値の高低を理解するために、血流の流れを考えると良いでしょう。
■動脈血:動脈血は酸素豊富で、心臓から全身の組織や臓器へと送り出されます。食後、糖質が消化・吸収されると、血糖値が上昇し、この血糖を体の細胞がエネルギーとして使用します。
■毛細血管:動脈から組織や臓器への酸素や栄養の供給を行う場所です。ここで、多くの酸素や栄養素、そして血糖が細胞に取り込まれます。
■静脈血:酸素が少なくなり、二酸化炭素が多くなった血液が心臓に戻る血液です。毛細血管での吸収後、使用されなかった血糖は静脈を通って戻ってきますが、この時点での血糖濃度は、もともとの動脈血や毛細血管よりも低くなります。
この流れを基にすると、血糖値は「動脈 > 毛細血管 > 静脈」という順番で減少していくことが理解できます。したがって、選択肢の中でこの順序になっているのは、「4.動脈>毛細血管>静脈」の選択肢となります。
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