2026年10月3日土曜日

縫合糸の吸収性・非吸収性を一発整理!シルク・ポリエステルと吸収糸 歯科医師国家試験119D86 歯学部定期テスト対策にも!

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今回は119回歯科医師国家試験 ミニ講義です。


第119回歯科医師国家試験 D86

非吸収性縫合糸の素材となるのはどれか。2つ選べ。

a シルク
b ポリエステル
c ポリグリコール酸
d ポリディオキサノン
e ポリグラクチン910


正答は、a、bです。


今回の問題は、縫合糸を

「吸収性」と「非吸収性」

に分類できるかを問う基本問題です。

縫合糸は単純に商品名だけを覚えるのではなく、

「体内で分解・吸収されるのか、それとも長期間残るのか」

という視点で整理しておきましょう。


まずaの「シルク」は○です。シルクは絹糸で、代表的な非吸収性縫合糸です。

操作性が良く、結紮しやすいという特徴があります。

一方で、天然素材で多糸性であるため、組織反応や細菌の付着については注意が必要です。

国家試験では、

「シルク=非吸収性」

とまず押さえておきましょう。


bの「ポリエステル」も○です。ポリエステルは合成繊維で、非吸収性縫合糸に分類されます。シルクと同様に、体内で吸収されることを目的とした材料ではありません。

したがって、aとbが今回の正答になります。


cの「ポリグリコール酸」は×です。

ポリグリコール酸は、代表的な合成吸収性縫合糸です。体内で加水分解され、徐々に吸収されていきます。

「ポリグリコール酸=吸収性」

と頻出なので覚えておきましょう。


dの「ポリディオキサノン」は×です。

ポリディオキサノンも合成吸収性縫合糸です。比較的ゆっくり吸収されるタイプの吸収性縫合糸です。


eの「ポリグラクチン910」も×です。

ポリグラクチン910も代表的な合成吸収性縫合糸です。こちらも加水分解によって吸収されます。

したがって整理すると、


非吸収性
・シルク
・ポリエステル

吸収性
・ポリグリコール酸
・ポリディオキサノン
・ポリグラクチン910

となります。こうみると「ポリ」が名前についているものが多いですね。

ポリエステルは非吸収ですが、それ以外は吸収糸でした。


この問題は、細かい性質をすべて覚えていなくても、

「シルク、ポリエステルは非吸収性」

という分類ができれば解くことができます。少しずつ覚えていきましょう!


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