2017年1月23日月曜日

蝶形骨、骨切り術、応力ひずみ曲線 歯学教育


歯学部1年生~6年生、国試浪人生の
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東京デンタルスクール 塾長の岡田です。

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教務主任の岩脇 清一です。 


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1.蝶形骨に存在するのはどれか。すべて選べ。(解剖学)

a 正円孔
b 卵円孔
c 翼突窩
d 下垂体窩
e 翼突筋窩 


解答:a,b,c,d


解説:解剖学から、骨学に関する出題です。
構造物と存在する骨に関しては、卒業試験などで出題されやすく、
ぜひとも修得しておきたいところです。


~蝶形骨に存在するもの~

・正円孔、卵円孔
・視神経管
・上眼窩裂(下眼窩裂は蝶形骨と上顎骨の境界)
・翼突窩(翼状突起部)、翼突鈎
・下垂体窩
・翼突管

翼突筋窩は、下顎骨に存在します。(外側翼突筋の停止部)


次いきましょう。


2.下顎前方歯槽骨切り術はどれか。1つ選べ。(口腔外科)


a  Kole法
b  Dingman法
c  Robinson法
d  Obwegezer-Dal Pont法
e  Wussmnud-Wunderer法

解答:a

解説:口腔外科から骨切り法についての出題です。
109回では、口唇裂の手術法が出題されていました。
進級試験を中心に出題されている分野ですが、
国家試験でも狙われてもおかしくないでしょう。

~各種骨切り法~

Obwegeser-Dal Pont法:下顎枝矢状分割術。
広い面積、残存歯に影響を与えない、適応症が広い
Robinson法:下顎枝垂直骨切り術
Kostekka法:下顎枝水平骨切り術
Dingman法:下顎骨骨体一部切除術
Wassmund-Wunderer法:上顎前方歯槽骨切り術
Kole法:下顎前方歯槽部骨切り術

より突っ込んだ知識が要求されます。その点もしっかりとつかんでおきましょう。

次いきましょう。

3.弾性限の説明について正しいのはどれか。1つ選べ。(理工)

a 0.2%の永久変形を示す応力
b 物質が永久変形し始める応力
c 破断するまでの最も大きな応力
d フックの法則が成立する最大の応力
e 応力を取り除くとひずみが0になる最大の応力


解答:e


解説:歯科理工から応力・ひずみ曲線についての問題です。
この辺りは試験でよく狙われますが、学年問わず丸暗記で
乗り切ってきてしまった人も多いのではないでしょうか。
必修で狙われる可能性があるので押さえておきましょう。


~応力・ひずみ曲線~

比例限:フックの法則が成り立つ限界の応力。
弾性限:応力を取り除くと、元の寸法に戻る限界の応力。
弾性エネルギー(レジリエンス):応力・ひずみ曲線上で、弾性限までの面積
降伏点:伸び始めるところ。(実測が可能)
最大強さ:破断するまでのもっとも大きな応力。
破断点:材料が破断したときの応力。
靱性(タフネス):破断点までの面積。
耐力:0.2%の永久変形の応力。(降伏点が不明瞭な材料で用いる)
弾性係数:応力・ひずみ曲線の直線部の傾き。大きいほどその物質は変形させにくい。
引張強さ:ひずみの測定なしで求めることが出来る。

応力・ひずみ曲線は苦手な学生さんも多いと思われるので、これを機にマスターしましょう。

4問目!これがラストです。

4.健康増進法が根拠法となるのはどれか。すべて選べ。(衛生学)


a がん検診
b 骨粗鬆症健診
c 特定健康診査
d 歯周疾患健診 
e 肝炎ウイルス健診

解答:a,b,d,e

解説:衛生学より、健康増進法についての出題です。
改正が取りざたされていますが、もともと頻出の分野です。
確実に理解しましょう。

~健康増進法~


・受動喫煙の防止(ある時期から駅のホームが全面禁煙になったのはこのためです。)
・特定給食施設
・国民健康・栄養調査の実施
・特定保健用食品(食品衛生法も根拠法となる)、特定用途用食品の指定
・健康手帳の交付、
・健康教育、健康相談、訪問指導
・検診(がん、骨粗鬆症、肝炎、歯周疾患:CPIを用いる)
特定健康診査は、「高齢者の医療の確保に関する法律」が根拠となります。

衛生は皆さん後回しにしがちな教科です。
早い段階から、苦手意識を取り払っておきましょう。
いかがでしたでしょうか?
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執筆
東京デンタルスクール 教務主任
岩脇 清一

監修
東京デンタルスクール 塾長
岡田 優一郎