2018年8月15日水曜日

う蝕の特徴 歯学教育

<齲蝕の特徴>
急性齲蝕:若年者、穿通性、軟化象牙質多い、修復象牙質少ない、検知液で判断しやすい
慢性齲蝕:高齢者、穿下性、軟化象牙質少ない、修復象牙質多い、検知液で判断しにくい
エナメル質齲蝕
表層下脱灰、小柱・横紋の明瞭化、脱灰層・不透明層・透明層,円錐形
検査には蛍光法(QLF法、レーザー診)、OCT法を利用
齲蝕象牙質の層分け
外層より
1層  多菌層 寡菌層 先駆菌層 (齲蝕検知液に染まる、痛覚ない) 
2層  混濁層 透明層(ウィトロカイト・ブルシャイト沈着) 生活反応層 正常層
混濁層・透明層・生活反応層は痛覚があり、再石灰化が望める
象牙質齲蝕は細菌侵入→着色→軟化と進行する
多菌層:象牙細管の念珠状拡張、漏斗状拡大、裂隙がみられる
齲蝕検知液:1%アシッドレッド・プロピレングリコール 10秒間染色
齲蝕円錐
小窩裂溝:エナメル質・象牙質齲蝕とも底面はエナメル―象牙境
平滑面:エナメル質象牙質齲蝕共に頂点を歯髄側に向ける
セメント質齲蝕
セメント層板:病変の進行と関係する